見た目はロードバイクシューズ、なのにフラットペダル用。イスラエル発のサイクリングシューズブランド FLRからそんなシューズが登場しました。ビンディング大好きな私ですが、今までに無いコンセプトが面白いので試してみることにしました。
目次 [hide]
FLR F-3 City
パッと見はシンプルでクリーンなデザインのサイクリングシューズ。
でも実は普通の靴と何ら変わらず歩きまわれるゴムの靴底。もちろんビンディングペダルのクリートは取り付けできません。
カラーはホワイトとブラックの2色展開。
サイクリングシューズらしさを強調するダイヤルクロージャーシステム。
強靭なケブラーワイヤーを使用。
アッパー全面に蒸れを軽減するベンチレーションホール。
アッパーの剛性を部位により変化させるPowerFit™Technology。シューズ後ろ側の剛性を高めて、ホールドを向上しています。
さらにアウターヒールカップでかかとのサポートを追加。
かかと内側には滑りを軽減するシリコンドット。
タン上部は柔らかい素材で足首に優しいです。
かかとにはリフレクター。追突事故を防ぐにはどれだけ被視認性を高めるかが重要です。
2種類のインソールが付属します。恐らく、ブルーのインソールが自転車、ホワイトのインソールが歩くことを意識したものですが、正直、大差無いので、消耗時の交換用と考えてもらってよいでしょう。
43サイズの実測重量は右368g、左373g。片足平均370gです。
こんな人にオススメ
①スタイルはロードウェアだけどペダルはフラットが使いたい
ロードバイクウェアのスタイルはシュッとしたロードシューズを履いてこそ完成する。そう感じる私みたいな人も少なくないでしょう。でも怖いから慣れるまではフラットペダルを使いたい、もしくは故障の影響でビンディングペダルが使えないなんて話も聞くことがあります。まさにこのシューズはそんな方々への回答です。
②とにかく歩きやすい自転車シューズが欲しい
個人的に最も気に入ったのは、とにかく履き心地がいい!歩きやすい!ということ。しかもダイヤルクロージャーなので脱ぎ履き楽チン。フィット感も抜群です。玄関にあると自転車に乗らないのについつい履いてしまうくらい快適なんです。一般的なビンディングシューズはソールが曲がらないので歩きにくいですが、F-3 Cityは普通に曲がります。その分、ペダリング時のダイレクト感は犠牲にしている部分もありますが、とにかく歩きやすいです。
③トゥクリップと相性が良い自転車シューズが欲しい
ツーリングバイクなどでトゥクリップを愛用してる方にもF-3 Cityはベストチョイスです。トゥクリップ対応かつ歩くことを想定した自転車シューズってほとんど無いんですよね。もちろん、F-3 Cityを使い始めてから、後々もっとペダリングしやすくしたいとなった時にトゥクリップを導入するのもオススメです。トゥクリップによって擦れた傷が目立つので、シューズのカラーはブラックを選ぶことをおすすめします。
日本人にフィットするワイドな足型とサイズ選びについて
日本と同じアジア圏、イスラエルのブランドですので、母指球付近の幅がワイドなアジアンフィットで多くの日本人にもフィットします。FLRシューズ全般に言えますが、実際に履いてみると足が締め付けられないのってこんなに快適だったのかと感動します。
サイズ感は少し小さ目かもしれません。私は他のFLRシューズ(F-9、F-XX Knit)で42がジャストで、その他、Sidi、DMT、Specializedあたりでも42を選んでいます。F-3 Cityはつま先がわずかに当たるため、歩きやすさも考慮して43を選びました。
モデルによりサイズ感が異なる場合があるので、できれば実際に試着されることをおすすめします。ショップによっては取り寄せでサイズ確認の試着サービスに対応していますので各お取り扱い店へお問い合わせください。
FLRシューズを豊富に展示しているFLRプレミアムショップ・常設店
試着イベントや期間限定のPOP-UP STOREの情報はFLRブランドサイトへ
ベストマッチのペダルは?
意外と靴底に凹凸があるため、しっかり食いつくタイプのペダルと組み合わせるのがオススメです。
クラシカルなケージタイプとの相性は悪くありませんでした。BBB マウント&ゴー
ピン付きタイプであれば、ペダル中央(ペダル軸部分)が凹んだコンケーブ形状のペダルが相性良し。
Crankbrothersのスタンプ1 (gen.2) との相性は最高でした!