ダウンヒルシリーズ#4 白馬岩岳 出展&レースレポート

6/17,18に開催された国内最高峰のMTBダウンヒルレース「ダウンヒルシリーズ#4白馬岩岳MTB PARK」にCrankbrothesが出展いたしました。また、サポート選手のレースレポートも併せてご覧ください。

レース概要と出展の様子

長野県の有名な常設コース、白馬岩岳MTB PARKで行われた今回のレースには総勢189人がエントリー。
また、今シーズンから新たに始まったXCレース、PIST6 presents MTB Challengeが同時開催されました。このXCレースに参加した選手の半数はダウンヒルにも参加したそうです。
ダウンヒルで使用された1.5㎞の特設コースは直線を繋いだハイスピードなコースで、 白馬岩岳の常設コースに見られるようなフローなセクションはまったく無し。ダウンヒルバイクが有利になるレイアウトで、さらにギャラリーも観戦しやすいフィニッシュ直前にはビッグジャンプが設定されていました。
最年少参加者は6歳で、19歳までの若いライダーが84人を占めるなど、若い選手が非常に目立っていました。
また、今回はクランクブラザーズ・パートナーショップである足利の輪娯館様も一緒に出展して頂きました。
ブースはショップ丸ごと引っ越してきたかのようなたくさんのグラビティ系パーツ、アパレル、アクセサリー等が並ぶ充実ぶりで、選手達も試走の合間にお買い物を楽しんでいた様子。
また輪娯館のサポート選手の皆様も活躍されていました!!輪娯館様、遠方からありがとうございました!
もちろんクランクブラザーズのペダルやシューズもスタイリッシュな若い選手に人気です!隣接の弊社ブースでは、シューズやプロテクションブランド「FUSE」のプロテクターの試着も実施。
やはり身に着けるものはぴったりとフィットしたサイズを選びたい製品です。
はるばる九州から参戦した山本一晴選手のチームも隣接ブースで準備開始。さっそく試走へ向かいます。また、もう一人のサポート選手、朝倉佑太選手も会場に到着し、試走に向かいました。
このコースの搬送はゴンドラが1か所しかないため、試走の時間には非常に沢山のライダー達が列を成し、ゴンドラ待ちに時間がかかってしまう状況でした。
何本試走できるかも戦略の一つです。
17日は予選がありましたが、フィニッシュ直前のビッグジャンプで転倒し、重大な怪我をしてしまったライダーが続出。
検討の上、18日の決勝ではビッグジャンプ部分の安全度を高めたコース変更が行われ、よりハイスピードになりました。
天気共々非常にアツい2日間でした。以下、山本、朝倉両選手からのレースレポートを掲載致します。

山本選手 レースレポート

日時 617.18

天気 両日晴れ

場所 長野県白馬岩岳

クラス エリートクラス

特徴

参加者約190名ととても参加者が多かったです。他にもいろんなメーカーさんが出展されててとても賑わっていました。

1日目

コースはストレートでハイスピードなセクションが半分を占め他のセクションはキャンバーという内容でした。ラインどりがとても大切で少しでもズレると一気にスピードが失われてしまうので攻めと守りのさじ加減が難しいコースでした。

参加者が多くゴンドラも自転車一台ずつしか運べない為、コースを走るだけでも3040分ほどかかってしまい試走があまりできなかったので一本一本集中して試走に取り組みました。

ドライコンディションでしたけど乾きすぎて滑るという事はなくとても走りやすいコンディションでした。

1日目は結局4本だけしか試走ができませんでしたが、ある程度コースも攻略でき、予選に臨めました。

予選では大きなミスが無くスムーズに降りてこれましたが逆にスムーズ過ぎてあまり攻めれず走り終え結果は10位と良くない結果でした。

2日目

1日目よりも2日目の方が参加する人数が増え、試走の本数も少なくなると予想し、試走一本目からしっかりと漕ぎを入れて本番を想定して走りました。1日目よりもとても乗れている感覚があり自信もあったのでとても良い感じで決勝に臨みました。

決勝の搬送前、入念にアップを行う山本選手

決勝ではジャンプセクションで体勢を崩して転けかけましたが何とか持ち堪えることができました。それ以外はほぼノーミスで降りてこれ、タイムも6秒縮める事ができました。しかし結果は9位で1位と6秒差で終えました。

反省

正直なところ今の自分には何が足りていないのか分かっていない気がします。ですが今まで通り今自分にできることはしっかりと日頃から行って行こうと思いました。次の大会は全日本選手権です。去年はとても悔しい思いをしてしまったので今年は悔いが残らず気持ち良く楽しく走れる様に頑張りたいと思います。

ありがとうございました。

Crank brothersについて

今回は出展していただきありがとうございました。沢山の方々がペダルを見にきていたりシューズの試着をしていたりとcrankbrothersの人気さが伺えました。

今回のコースはハイスピードで漕ぎが多く足を出す場面がほとんどないコースでした。こういったコースにはcrankbrothersのMALLET DHのペダルやMALLET BOAのシューズがとても大活躍でした。ペダルとシューズの安心感がとてもすごいので思う存分攻めて走れることができました。

ありがとうございました。

ペダル crankbrothers Mallet DH

シューズ crankbrothers Mallet BOA

朝倉選手 レースレポート

 6月17日から18日にかけて長野県の白馬岩岳マウンテンリゾートで開かれたダウンヒルシリーズに行ってきました。ダウンヒルシリーズに出場するのは今回が2年ぶり2度目、ダウンヒルレースの経験もあまりなく、普段出ているエンデューロレースよりも緊張していました。少しでも本番の緊張を抑えるためにレースの1週間ほど前から去年のダウンヒルシリーズ白馬岩岳の動画を見てコースを覚えました。また、普段はあまり乗っていないダウンヒルバイクに1ヶ月ほど乗り込んでダウンヒルバイクに慣れるようにしました。

6月17日(1日目)は快晴でコースコンディションも良好でした。白馬岩岳では他のダウンヒルシリーズの大会と違ってゲレンデのみを使う特設コースが用意されているためフラットコーナーが多いのが特徴ですが、それでもグリップして安心感がある路面でした。去年とコーステープの引き方は違っていたものの、走行する箇所は大体同じだったため1本目からスムーズに走行できました。また、今回のレースではフラットコーナーが多かったためペダルのピンはギリギリまで短くして、クリートも使い古したものを使いました。足を縦に引っ張った時には外れにくく、自信のないフラットコーナーではペダルリルース、ペダルキャッチがやりやすくなりました。そのような工夫もあってか試走、予選を順調にこなすことができました。予選はトップから6秒落ちで総合10位。GoProの映像を確認するとラインを改善できそうな箇所や、もっとペダリングできそうな箇所があったため、2日目の試走時間に修正しようと思いました。

6月18日(2日目)はやや曇っていたものの、コンディションに大きな変化はなかったです。試走では予選のGoPro映像で改善できそうなところを意識しながらスタートからゴールまでノーストップで2本走りました。コースにも慣れてきて感触は良かったです。また、前日にダウンヒルシリーズのオフィシャルからゴールの近くにあったジャンプがなくなるとの発表もあり、リラックスして決勝に向かうことができました。が、決勝ではスタートして30秒ほどの砂が多いセクションでフロントが滑って転倒してしまい総合59位でフィニッシュしました。試走でもミスをしておらず、油断していたことが敗因だと思います。

今回のレースでは転倒してしまい、個人的に今までで一番悔しいレースになりましたが、自信に繋がるレースにもなりました。今までダウンヒルレースに出た経験が少なく、レースに出ても総合25位から30位くらいが自分の相場だと思っていましたがシングルリザルトを狙える位置に自分がいることを実感できました。まだまだ伸び代があると思うのでストイックに練習して高みを目指していきたいです。

朝倉選手はエキスパートクラス5位入賞

 

日本のレースシーンもアツい

今回はダウンヒルシリーズとしては初めての出展になりましたが、会場内はとてもフレンドリーな雰囲気でした。

ほとんどの選手やチーム関係者が表彰式まで会場に残り、最後は全員で記念撮影。

終了後も選手達は名残惜しい様子で、マイナー競技と言われる自転車競技の中でも、さらにMTBレース全般マイナーな存在ではありますが、主催や出場の皆様のレースにかける熱い思いをしっかりと感じ取ることができました。

クランクブラザーズはこれからもレースシーンを応援致します。選手への応援もお願いいたします。また、クランクブラザーズのライトウェイインスタグラムも是非フォローお願いします。

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