こんにちは、自転車通勤担当のサキです。
ライトウェイバイクという自社ブランドの開発を担当しております。
クロスバイクを普段の生活で使う中で欠かせないのがフェンダー(泥除け)なのですが、ライトウェイにピッタリ合うオシャレで、丈夫で、使いやすい物がなかったので、頑張って作ってみました。
そもそもフェンダーはなぜ必要?
地面が濡れているとタイヤが水を巻き上げて体に飛んでくるので必要なのです。
ママチャリだと必須の装備ですが、スポーツバイクだと標準装備されている方がレアです。
クロスバイクやロードバイクの場合はスピードも出るので、余計に水が飛んできます。
時速20kmぐらいだと後輪からお尻や背中にめがけて飛んできます。
さらにスピードが上がると前輪の後方から水が飛んで靴が濡れます。
時速35kmぐらいになると、前輪の前方から顔に飛んできます。
タイヤから水が飛んでくる様子↓
これでは自転車通勤を続けられませんので、フェンダーの出番となります。
ちなみに地面が濡れてても、時速10kmぐらいで走れば水は飛んでこないので、フェンダーが無いけど地面が濡れている!というシーンに遭遇した人はお試しください。
フェンダーの種類
クロスバイクやロードバイク、MTBで使えるフェンダーは
簡易フェンダー
シートポストやフォークの1点で固定するタイプのフェンダーで、手軽に取り付け、取り外しができます。
ただ、あくまで簡易タイプなので、タイヤ前方からの泥はねや、後輪から靴へ飛んでくる水は防ぐことができません。
それでも泥はねの90%は防いでくれます。
超簡易タイプ泥除け
さらに固定器具を持たずに、サドルに挟み込むだけというさらに簡単なフェンダーもあります。
板一枚なので、バッグに忍ばせておいて必要な時だけ出すという使い方ができます。
フロントは守ってくれませんし、長さも足りないので、保護率50%ぐらいです。
一番濡れるお尻を守ってくれるので、ロードバイクに乗っている人は結構使っていますが、自転車通勤には向かないですね。
フルフェンダー
やはり通勤通学におすすめはホイール全体を覆ってくれるフルフェンダーとなります。
これまでのフルフェンダーの課題
・ダサい
・カッコいいフェンダーは鉄なので曲がる。
・取り付けられない、取り付けが難しい。
・フェンダー位置の微調整ができない。
・キャリパーブレーキにつけられない。
これらの問題を解決したのが、ライトウェイ ダブルステーフルフェンダーです。
https://www.riteway-jp.com/pa/365550.html
365550 ミラーシルバー 4,100円
365551 グロスブラック 3,600円
やはり一番解決したかったのはダサいという点。
特にシルバーカラーはどうしてもプラスチック感が出てしまい、高級感がありませんでした。どうやってもかっこよくありません。
ステンレス素材を使ったかっこいい美しいフェンダーも販売されていますが、価格が高い上に駐輪場などで衝撃を受けると簡単に曲がってしまうので扱いが難しいので、あまり普及していません。
そこでライトウェイのダブルステーフェンダーはアルミの薄い膜を透明のポリカーボネート素材でサンドすることで、金属の質感を持ちながら抜群の強度を持つ素材を採用しました。
実際に触らないと金属にしか見えない見た目です。
触っても樹脂だと気付かない人もいます。(笑)
もちろんブラックカラーもあります。
取り付けの汎用性が高い
フェンダーを買ってみたけど取り付けられなかったという話をよく聞きます。
自転車の専門店でも慣れていないバイクの場合は取り付けに苦労することがあります。
ライトウェイのダブルステーフェンダーはステーの長さが長く、ステーが2本伸びているため、変な位置にフェンダーダボがあっても固定できる可能性が高いです。
さらに吊り金具をステンレスパーツにしているので、キャリパーブレーキのクロスバイクやロードバイクでも取り付け可能です。(フェンダーの幅が35mmなので、ピュアレーサーにはチェーンステーの幅が合わないため、グラベルロードやエンデュランスロード向けです)
フォーク側のねじも2種類付属させていますので、鉄フォーク、アルミフォークどちらにも対応できます。
このようにキャリパーブレーキにも共締めできます。
実際にフェンダーをクロスバイクに取り付けてみます
フェンダー本体とステー、ボルトキット。
ステーは700Cサイズのみ片側が長いモデルがあります。
FELTのベルザスピードのように、リアエンドのダボ穴位置がシートステー側にある場合には長い方のステーを下側に使うことを想定しています。
まずはステーをフェンダーとフレームに仮固定して、吊り金具の取り付け位置を確認します。
吊り金具の位置が決まったら、ペンチで吊り金具を曲げて固定します。
曲げた後で動かす場合は無理やりずらすと傷がいきますので、吊り金具の曲げを戻してから行ってください。
フェルトのベルザスピードのようにシートステーブリッジの穴が下向きに開いている場合は吊り金具を使用せずに、ドリルで穴をあけます。
キャリパーブレーキの場合はブレーキ固定ねじを外してから、フレームとキャリバーボルトの間に吊り金具を挟み込みます。
シートブリッジ側でタイヤとのクリアランスが広すぎる場合はスペーサーを挟んで調整。
フロント側は吊り金具が本体にリベット止めされているので、そのままボルトナットで固定します。
キャリパーブレーキの場合はブレーキと共締め。
車種によりますが、吊り金具はフォークの前側に置いた方がタイヤとのクリアランス調整がしやすいです。
仮固定ができたら、フェンダーステーの長さを微調整します。
タイヤとフェンダーが接触しないようにステーを引っ張ったり押したりしながらベストポジションを探してください。
ステーが4本あるおかげで、かなり微調整がやりやすいです。
ステーの長さが決まって、ステーが長すぎる場合はカットします。
結構太めのステンレス棒なので、ニッパーでは厳しいです。クリッパーか金のこがいいでしょう。
写真のように横着すると、フェンダーをガリっとやってしまうので注意。マーキングして、取り外してからカットしましょう。
最後に付属のキャップを取り付けて、タイヤを回転させたり振動させたりしてタイヤに接触しないか確認します。
クロスバイクもグラベルロードも使えるおすすめフルフェンダーの紹介でした。