フェルトのアジャスタブルステム FELT VARIABLE ANGLE STEM 使用方法と注意点

2017モデルでFELTからリリースされたしいモデル「FR」

そのFRシリーズに採用されているステム

「バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM」の使い方に迫ってみます。

【構成パーツ】

構成パーツはこの4個

・ステム 筒状パーツ ヘッドキャップ ヘッドキャップボルト

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

ステムの角度は12°FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

奇妙な形をした筒状のパーツには+16/-16

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

ひっくり返す(180°回転させる)と+8/-8FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

この筒状のパーツとステムを「割り」の入っている部分を進行方向と合わせて使います。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

【4段階のポジション変更が可能】

ステムと筒状のパーツの組み合わせにより

+16°/-16° +8°/-8° と4段階のポジションを出すことが可能です。

【①+16°のセッティング方法】

進行方向を「右」として、筒状スペーサーをこの向きに合わせ、ステムを「上」向きの状態でセット

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

+16°にセッティングされます。ステムに角度確認用の窓が開いているので、分かり易いです。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

【②+8°のセッティング方法】

進行方向を「右」として、筒状スペーサーをこの向きに合わせ、ステムを「上」向きの状態でセット

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

+8°にセッティングされます。+16°と比べると少し前下がりになりました。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

【③-8°のセッティング方法】

進行方向を「左」として、筒状スペーサーをこの向きに合わせ、ステムを「下」向きの状態でセット

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

-8°にセッティングされました。やはり角度が確認できる窓が付いているので分かり易いですね。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

【④-16°のセッティング方法】

進行方向を「左」として、筒状スペーサーをこの向きに合わせ、ステムを「下」向きの状態でセット

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

-16°にセッティングされます。かなり攻めたポジションが出せます。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

【高さ調整ができるかどうか】

さて、ステム自体の高さを変えることは出来るのでしょうか。

一般的にはスペーサーの位置を変えてステムを下げます。

試しにやってみました。

+8°(-16°も筒型パーツは同じ向き)の状態で、スペーサーをステムの上側に移動してみます。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

移動すると、前側に隙間が出来てしまいます。高さ調整は難しそうです。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

+16°(-8°筒型パーツは同じ向き)の状態で、スペーサーをステムの上側に移動してみます。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

今度は後ろ側に隙間が空いてしまいました。やはりスペーサー移動による高さ調整は出来ませんでした。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

【ステム高の調整はコラムカットでのみ可能】

ステムの高さを変えたい場合はステアリングコラムをカットして短くする必要があります。

【注意点】

最後にステムキャップの向きに注意

下記の位置関係が正しいです。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

この位置関係だとステムキャップがしっかりはまらないので良くありません。設定する角度によってFELTのウイングマークが自分から見てさかさまになってしまいますが、製品の設計上ご了承くださいませ。

FELT バリアブル アングル ステム/VARIABLE ANGLE STEM

ステム一つで+16°~-16°まで調整できるステム

構造がシンプルな為、重量面のデメリットも最小限です。

レーシーにも、コンフォートにも振れる優秀なステムだと思います。

FELTで今後採用されるモデルも増えるかもしれません。ご期待ください。

author:カマタアツシ ライトウェイプロダクツジャパン カスタマーサービス所属 海沿いに育ち、海のない埼玉県在住 3児の父 趣味はトライアスロン
参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (8 votes, average: 4.75 out of 5)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。