『飯田忠司 トライアスリートへの道』⑦~応用編1スイム~

10648957_534263406719431_6437507408258735572_o

皆さんこんにちは。FELTサポートライダー、トライアスリートの飯田忠司です。

ここの所、すっかり梅雨らしくなってしまい、雨アメあめ・・・の日々ですが、皆さんトレーニングの方は順調でしょうか。

夏場にレースを控えている方は今の時期の練習が結構大事になってきますよ~。梅雨に負けずコツコツと練習を重ねていきましょう。

 

さて、第7回の今回はいよいよ応用編に入っていきます。

今回はその1として再びスイムトレーニングについてお話ししていきたいと思います。

 

前回のお話から練習を継続してある程度、泳げるようになってきていると仮定して話を進めていきます。

 

レースで良い結果を出す為には

「より高い泳力を身につける。」

と共に

「本番で持っている力を発揮できる能力を身につける。」

事が必要になってきます。

何故ならばレースでは、形式はいろいろありますが、トライアスロンのスイムの場合

 

*ウェットスーツを着て泳ぐ

*目標物を確認しながら泳ぐ、ブイを回る

*不規則な状態で泳ぐ
(大人数で一斉にスタートする、人との接触、海や湖、川など波や流れなど不規則な状態の中で泳ぐ。)

 

などコースロープが張られていて、そこをまっすぐ泳ぐだけの普段練習をするプールの環境とは違う要素が沢山存在します。

これらの要素の為に、予想以上に体力を消耗したり、恐怖感を感じたりでせっかく身に着けた力を

本番で発揮できないという事もトラアイスロンならではの悩みです。

 

せっかく積み重ねてつけた力を本番でしっかりと発揮する為にもこうした事に対応できるようにしておく事が大事です。

 

1:ウェットスーツを着て泳ぐ
(浮ける事を確認して恐怖感を取り除こう。)

 

国内のレースでは安全上、ウェットスーツはほぼ着用義務です。必ず必要になりますので、VOL2でもお話ししましたが、早めに用意しておき、レース前に実際に着用して泳いでおく事をお勧めします。

 

恐らく大半の方が、ウェットスーツの浮力の恩恵を体感でき、びっくりするほど楽に速く泳げるようになるはずです。

極端な話、勝手に体が浮くので後は腕を回すだけ・・・。

 

またレース中、もし疲れてしまって休みたくなった場合は、少しコースから外れて仰向けの状態になって休む・・・そんな事もウェットスーツを着ていると容易にできるようになります。

 

ウェットスーツを着用したら、まずは足の着く安全な所で、背浮き(仰向けで浮く)をやってみましょう。

そしてそれができるようになったら、次はクロールの状態(つまりうつ伏せの状態)から腕を回したついでに背浮の状態まで持って行けるようにしてみてください。

 

ウェットスーツは何もしなくても浮くもの=休める、楽に泳げる。

 

これを体感できるだけで、恐怖感などがだいぶ緩和されます。

 

2:目標物を確認しながら泳ぐ
(ヘッドアップクロールの習得とブイを回る)

 

○ヘッドアップ

レースではいくつかあるブイを見ながら泳ぐ必要があります。

一度止まって目標物を確認しながら泳ぐでも大丈夫ですが、クロールをやりながら目標物を確認できるようになるヘッドアップクロールができるようになると、スピードを落とさずに済みます。

 

ヘッドアップクロールにはいくつか方法がありますが、最もオーソドックスな方法をご紹介します。

 

入水からキャッチ(水を掴む動作)で腕が前に伸ばされるついでに頭を上げる。

という方法です。

DSC_4223DSC_4225

目標物が確認できたらそのまま呼吸動作に入る。

注意点としては頭を上げすぎない事。

目標物が見えれば良いので必ずしも頭全てを水上に上げる必要はありません。

あまり過度に上げすぎると、首、背中、腰などに負担がかかります。

まずは陸上で動作を確認しながらやり、次にプールで、そして最後に海などでできるようしていくといいでしょう。

またヘッドアップは毎回やる必要もないです。3ストロークに1回、または5ストロークに1回など、自分が最短距離で泳げる範囲内の回数でOKです。

プールでの練習の際は、25mまたは50mの中央地点にきたら1回ヘッドアップ。3ストロークに1回ヘッドアップなど普段の練習でルールを決めてやるとより実戦的な練習ができます。(きつくはなりますが・・・)

 

○ブイを回る

トライアスロンのスイムコースは直線だけでなく、ブイを回る動作も必要になってきます。

ブイの回り方はクロールをやりながら自分の行きたい方向に指先を入れてあげる。

簡単に言ってしまうとこれだけでOKです。

右方向に曲がりたいなら、右方向に手を入水しながらクロールをしていく、左なら左方向に・・・という具合です。

 

3:不規則な状態で泳ぐ

○今ある環境を上手く利用する

DSC_3590

私の運営している朝スイムクラスでは月に2回程、コースロープを外した状態で練習をしています。

コースロープを外すことで、波が消えなくなり、普通のメニューをこなすだけでも泳ぎにくくなります。

またメニューも全員一斉スタートの練習などを取り入れて、集団で泳ぐ事、不安定な状況下に慣れる事を目的として、プールでもより実戦に近い形で練習をするようにしています。

DSC_3825

 

公共のプールではなかなか難しいですが、コースロープを張っていないフリースペースがあるプールもあります。ここは波が不規則になって、人があらゆる方向に存在します。まさに実戦の環境そのもの!流石にレースペースでガンガン泳ぐというわけにはいかないですが、そこで様々な波、流れを受けながら、人をよけながら、泳ぐのもとてもいい練習になります。恐らく予想以上に疲れると思います。人が進行方向にいてしっかり泳げない!!ではなく、そうした環境も上手く利用して、どんな状況でも慌てず泳げるようになっていける力がトライアスロンでは活きてくるはずです。

 

○集団の力を利用する。

集団で泳ぐことは確かに他の人との接触などは避けられず、苦しい場面もありますが、

逆に人の力を利用する事もできます。

理論上は人の後ろ、または斜め後ろについて泳ぐことで、水の抵抗が減り、通常より楽に泳ぐことができると言われています。

機会があれば、仲間との練習で先頭交代をしながら泳いでみたりするといいですね。

 

 

最後に・・・・

私も現在、月に1回程度、海での練習会の講師を担当しておりますが、今は、各地で様々な、オープンウォーターの練習会が開催されております。

本番で慌てない為にも、そしてこれまでの練習の成果を存分に発揮する為にもレース前に数回、海で実践的な練習をしておく事を強くお勧めします!

きっと海で泳ぐのが楽しくなりますよ!

IMGP0442

 

今回はここまで。
次回はトレーニング応用編②バイクの予定です!

 

飯田忠司(いいだ ただし)
プロトライアスリート
日本トライアスロン連合指導者養成委員
トライアスロンスクールI-STORM代表

<主な成績>
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位

スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/

オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com

 

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (6 votes, average: 4.67 out of 5)
Loading...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。

気に入ったらシェア!Share on FacebookPin on PinterestTweet about this on TwitterShare on Google+