『針谷千紗子 女子ロードレーサーの戦い』②~機材と女子選手~

 

2月は、自分のように身体が小さい選手の機材事情について話したいと思います。

 1.フレームサイズとポジションの重要性

宇都宮クリテ1

私は身長が153㎝と競技選手の中では小さいです。高校から自転車競技を始めましたが10年たった今でも身長があったらな・・・と思う事は常にあります。

それは自分が1番パフォーマンスを発揮する為のポジションを出す事が難しく、まずは国内に自分に合ったアスリート向けの小さいサイズのフレームがない事。去年、FELTのF 1に乗っていましたが、ライトウェイ様が有り難いことに本国の方から小さいサイズを取り寄せてくださいました。そのおかげでポジションも出す事が出来、ストレスなくトレーニングや、レース活動をすることができました。

それまでは、なんとか試行錯誤してステムを最大に短くしたり。父に既製品の部品を加工(決して良くない)してもらってなんとかポジションをだしていましたが、それでも最終的に納得いくポジションにもっていくことはできていませんでした。

例えば、タイムトライアルにはTTバイクは必須ですよね??風の抵抗だったり、推進力だったり…TTにメリットなことばかりです。ですが、更にTTバイクには自分の乗れるサイズのBIKEは無く、ポジションの出ていないTTバイクで走るよりも、ポジションが出た普段乗っているロードにDHバーを装着して走った方がタイムがいいのです。

最近女性のサイクリストも多くなり、数多くのメーカーが女性向けの小さいサイズのフレームを出していますが、、あくまでもサイクリング向けであり競技向けではない。

ですがサイクリストは増えていてもその中の競技者はまだまだやはり少なく。。もっと女子の競技者が増え私のように小さい身体でもストレスなくポジションを出せる、女子競技者向けのフレームサイズが国内でもっと増えてくれたらと思っています。

 

2.フレームとホイール

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昨シーズン、私はフレームとホイールの組み合わせの重要性をかなり感じました。

フレームもホイールもただ軽いだけじゃダメなんだ。これも自分がいかに力をフレームとホイールにダイレクトに伝えることができるか。

実業団レースの宇都宮クリテリウムに参戦した際に、走っていて練習の時とあまりにも感覚の違いに戸惑いながらレースを走っていました。上手く身体を抑え込めず踏んでも跳ね返され全然前に進まない。すぐに脚にきてしまい自分が描いていた走りとはほど遠いものでした。最初は機材のせいにはしたくなく、原因を模索する時間が過ぎて行きましたが、その後の練習ではやはりレースの時とは全く別の感覚。踏み込んでも跳ね返されることなく走ることができた。そこでレースの時と練習の時の違い。それはホイール。

レースの時はカーボンスポークの物を使用し、まったく撓まない。練習の時はアルミスポークの物を使用していました。

絶対的なパワーが男子より女子は劣るため、その時フレームとホイール両方固めのものを使用していたのもありパワー負けしてしまい上手く力を推進力に変えることができていなかったのです。そこで、その時提供していただいていたCORIMAさんにお願いしアルミスポークの物に交換していただき走ってみたところ、練習の時と同じような感覚でレースを走り、優勝する事ができました。そこで、ただ軽いだけではいけない。自分がどの位の力量パワーがあるのか。それに見合ったフレームとホイールを選択しなければいけないと、気づきました。私の場合は、フレームは固いものでホイールは比較的撓みがある柔らかめの物が自分が一番力を出せる。去年自転車を始めてかなり時がたち気づいたことです。

もっと早くに知っていたら・・と思います。

今、以前の私のように軽い=速く走れる。と思っている方、もう一度自分の1番力を出せるフレームとホイールの相性を考えてみてはどうでしょうか。

 

3月は基礎トレーニングについてパート1です。栃木に帰ってきてこれまで続けてきたあんなトレーニングや、こんなトレーニングを紹介しちゃいます。

基礎トレーニングコラムは、5月のパート3まで続きます!お楽しみに♪

 

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