ボムトラック フックとビヨンドの違いをインプレッション byマシューサイクル

BOMBTRACK(ボムトラック)のグラベル/ツーリングバイクのHOOKとBEYONDを乗り比べて日本の道での使用を想定したインプレッションライドを行ってきました。

マシューサイクル ボムトラック matthew bobmtrack hook (1)

ライダー:マシューサイクル 金原 店長

HOOKとBEYONDはどちらもグラベルロードのように見えるのですが、乗ってみると性格が異なるバイクということが分かります。
どちらも太めのタイヤを履いたドロップハンドルバイクですが、HOOKは軽量なバイクパッキングスタイルの軽量グラベルロード、BEYOND はオフロードツアラーというのが相応しいです。

ジオメトリーの違い

ビヨンド2とフックの700C Mサイズのジオメトリーを比較すると、このようになります。

Model HOOK BEYOND
Bike Size M M
Wheel size 700C 29”
Seat Tube Length [C-T, mm] 525 480
Horizontal TT length [mm] 540 558
Seat Angle [°] 74,0 73,5
Head Angle [°] 72,0 71,0
Headtube Length [mm] 130 150
BB Drop [mm] 67 70
Chainstay Length [mm] 425 455
Fork Offset [mm] 48 50
Trail [mm] 64 73
Wheelbase Length [mm] 1010 1065
Standover [mm, center tt – ground] 802 800
Reach [mm] 378 380
Stack [mm] 565 601
Front Center [mm] 594 620
Axle to Crown [mm, parallel to steerer] 395 416
Width (drop center-center) 420 440
Width (barend center-center) 466 614
Flare 10° 30°

 

特徴的なのがチェーンステーとトレール量です。
大陸横断を目的に作られたツアラーのビヨンドはチェーンステーが30mm長く、ハンドリングを決めるトレール量も9mm多くなっています。
実際に乗ってると、ビヨンドはかなり安定した走りで、ハンドルから手を放しても全くふらつきません。 大量の荷物を持って悪路を極限の疲労状態で走ることを想定した設計になっています。
上体の前傾角度に影響するスタックもビヨンドは36mm大きく、ハンドルのフレア角度も広いので、よりMTBに近いポジションになります。

 

スペックの違い

簡単に言うと、ロードバイク/シクロクロスに一番近いのがHOOK、それからHOOK EXT、BEYOND、BEYOND+の順番でMTB/ツーリングバイクに近づいていきます。
フックは700C、650Bというホイール表記で、ビヨンドは29″、27.5″という表記からも、フックはロード系、ビヨンドはMTB系という開発者の意図が読み取れます。

タイヤの幅が似ているフックエクステンションとビヨンド2を比較してみましょう。
BB:フックは軽量、高剛性なT47BBですが、ビヨンド2は入手性の良いJISBBを採用して、旅先でのトラブルに対応しやすくなっています。
ハンドルバー:フックは一般的な10度のフレアハンドル、ビヨンドはさらに横に広がった30度のフレアハンドルです。横に広がることで空気抵抗は増えますが、よりリラックスした姿勢でハンドルを持てます。
ライト:ビヨンド2は最初からハブダイナモと前後ライトがスペックされているので、あとはバッグさえ用意すればすぐに旅に出られる仕様です。

これらのスペックを比べると、フックはより走りの楽しさ、速さを重視したグラベルロード。ビヨンドは安定性、走破性、故障対応を重視したツーリングバイクという性格が見えてきます。

実際の走行感

どのボムトラックのバイクにも共通しているのが、クロモリとは思えない反応の良さと、スムーズなステアリングです。

フックは特にペダリングのレスポンスが良く、クロモリフレームとは思えない走りの軽さを提供してくれます。オフロードの登りもキビキビと駆け上がることができて、ステアリングも軽く、トレイルを走って遊べる感覚です。軽めのバイクパッキング装備で山に入って汗を流すのにピッタリですね。
ビヨンドはゆっくり着実に歩みを進めていくバイクです。絶対的な速さはありませんが、黙々と前進してくれます。直進安定性という武器は疲労が蓄積してペダリングが乱暴になっても、上体がハンドルに寄りかかっても、目的地までバイクが案内してくれます。 大陸横断用に設計されたというのは伊達ではありません。どこまでもペダルを回し続けられるという気持ちにさせてくれます。

用途別おすすめバイク

HOOK

HOOKは河川敷の未舗装路や農道のあぜ道のようなフラットなグラベルがメインの人にお勧めです。 オンロードの走りも軽く、通勤メインで使うような人にも良いですね。

HOOK EXT


日本の山でトレイルを走るなら一回りタイヤサイズの太いフックエクステンションです。 キレの良いハンドリングはガレた路面でも思い通りのラインがトレースできます。

BEYOND


1日100kmをこえるようなツーリングでグラベルも組み合わせて走るならビヨンド2が候補です。 もちろんフックでも同じようなことは出来ますが、オンオフ含めて何時間も走行することを考えると、ビヨンドの安定性はロングツーリングの強力なアドバンテージになります。

BEYOND+


超ロングツーリングかつ、ドロップハンドルだと走れないような険しい道を走るにはフラットバースタイルのビヨンド+が選択肢になります。実際日本のツーリングシーンでここまでの走破性が求められるシーンは少なく、南米の密林で道なき道を走るようなシーンを想定して作られています。

まとめ

一見すると同じように見えるHOOKとBEYONDシリーズですが、BOMBTRACKは明確に使用シーンを分けて開発しています。
もちろんどのバイクもグラベルを走って、通勤にも使って、ツーリングもできる性能はあります、最も重視したい使い方に応じて最高のパフォーマンスを発揮してくれる専用バイクを作る姿勢がBOMBTRACKらしいですね。

インプレッションライダー/ショップ紹介

“阿佐ヶ谷駅北口ある自転車専門店マシューサイクル 店長 金原 摩周。

誰でも便利に利用できるスポーツバイクのプロショップ
グラベルバイクやマウンテンバイクを始めたい方はぜひご相談ください
技術だけでなくメーカーとも密な付き合いを心がけてお客様へフィードバックしています
「やってみたい」「挑戦したい」を叶えるバイクをご案内いたします

当店で購入されるお客様へのサービス
・完成車やパーツの購入前にカウンセリングをして最適なモノを提案します
・乗り方・使い方のアドバイスは何度でもご相談ください
・納車前にスポーツバイクは一度パーツを外し再度組み付け直しの作業をします
・アフターとしてフォークのコラムやハンドルカットは無料
・変速調整・ブレーキ調整・タイヤ交換も無料

MatthewCycle (マシューサイクル)
〒166-0001
東京都杉並区阿佐谷北 1-28-9 比嘉ビル102
最寄駅 中央線「阿佐ヶ谷駅」徒歩5分
Tel : 03-5942-8749
Fax: 03-5942-8779
http://matthew-cycle-blog.blogspot.com/
https://www.facebook.com/matthewcycle

 

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (2 votes, average: 5.00 out of 5)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。

気に入ったらシェア!Share on Facebook
Facebook
Pin on Pinterest
Pinterest
Tweet about this on Twitter
Twitter