レジェンド達が帰ってきた! ~ダウンヒルワールドカップ第2戦 フォートウィリアム~

実に3年ぶりに、UCI MTBワールドカップがフォートウィリアムに帰ってきた。

イギリスのスコットランド、ハイランド地方にあるフォートウィリアム。

このコースは今年で20周年を迎え、悪名高きAonach Mòrを下る。ごつごつした巨大な岩のあるハイスピードコースで、最高のダウンヒルバイクでも、その限界にいかんなく挑戦することができるだろう。

1戦目のルルドから6週間、たくさんのチームがこのコースで準備に励み、日曜のワールドカップ本番で限界まで攻めたライディングを披露して、栄光を手に入れようと意気込んでいた。

しかし残念ながら、活躍を期待されていたターニー・シーグレイブは、クラッシュによる脳震盪の影響で不出場と自身のインスタグラムで表明していた。

フォートウィリアムのエピソードには、この地で最も予測できない現象、「不安定な天候」が必ず登場する。

金曜日の午後、雨が降り出し、試走は中止となった。

ローリー・グリーンランドとマリーン・キャビロウは、その前に早めに勝負をかけ、トップで通過した。

予選では、エリート女子カテゴリーでカミーユ・バランシュが、ルルドに続いてリーダージャージに相応しい走りでトップに立ち、エリート男子では、ローリー・グリーンランドが2秒以上の差をつけてトップに立ち、チームメイトのグレッグ・ミナーが3位、チャーリー・ハットンとバーナード・カーが2位と5位で続いた。

日曜の朝早くから、カウベルを手にしたイギリスのファンたちが会場を埋め尽くし、お気に入りの選手たちを応援し、バイクの可能性をギリギリまで追い求めるレースデイを堪能した。

ジュニアのライバル、ジョーダン・ウィリアムズとジャクソン・ゴールドストーンがフォート・ウィリアムでもまた火花を散らした。今回はウィリアムズがトップで、ゴールドストーンはワールドカップでは初めて2位となった。

スコットランドのフィービー・ゲイルは、ジュニア女子の予選で圧倒的な強さを見せ、決勝では最後にスタートした。しかし、転倒により2位となり、ノルコのグレイシー・ハムストリートが2連覇を達成した。

 

女子エリートで大躍進。予選ではパンクで遅れるも、今季初優勝を飾ったニーナ・ホフマンは喜びを爆発させた。

カミーユ・バランシュは2位でフィニッシュし、総合ポイントのリードを拡大した。ミリアム・ニコルが3位に入り、ルルドの後、体調不良で数週間を過ごさねばならなかった厳しい状況を喜びで締めくくった。

 

午後に入り、エリート男子のレースが始まった。

スタートからさほど遠くない場所でクラッシュしてしまったケイト・エドワーズは、ランの後半をウィップ(ジャンプ中にバイクのテールを水平方向に振る)、ノーハンド(両手離し)、そしてキャンキャン(片足をペダルから離し逆側に延ばす)を織り交ぜた技で埋め尽くしたショータイムに変え、すべてのギャラリー達を魅了した。

エドワーズは現在、総合優勝候補の一人。きっと次のレースでは、攻めたランと研ぎ澄まされたタイムでギャラリーを沸かせることだろう。

 

残り10名となったところで、勝負は決した。ブノワ・クーランジュとアンヘル・スアレスは、横殴りの風と雨の中、それぞれ4位、10位でフィニッシュした。
フォート・ウィリアムでは特に印象的な走りが多く、最多勝利を誇る「史上最強」グレッグ・ミナーだが、今回はそうはいかず、7位でゴールした。この雪辱はすぐに果たされるだろう。
アマウリー・ピエロンがホットシートに座ったとき、残るは英国の選手、ローリー・グリーンランドただ1人だった。グリーンランドのタイムが最初の計測地点で最速を示す緑色に光り、ギャラリーは地元選手が勝利を掴む瞬間を期待して興奮の渦に包まれた。グリーンランドは完璧なレースを展開し、順調にタイムを縮めていた。
しかし、ダウンヒルという競技はなんと気まぐれなのだろう。たった1つのロードギャップでのミスが原因で、グリーンランドはタイムを失い、最終的に3位でフィニッシュした。
そして来年、最大の栄誉である「レインボー・ジャージ」を獲得するために、このフォートウィリアムに選手たちはまた戻ってくる。
参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (No Ratings Yet)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。