CycleOps本社工場取材

サイクルオプス本社工場でアメリカ職人のこだわりを見た!

高品質なサイクルトレーナーを生み出すトレーナーブランド「cycleops」の本社と工場を取材してきました。
Cycleopsはシカゴから東に150kmほど離れたウィスコンシンという水の街に本社と生産工場を併設しています。
案内してくれたのは副社長のビルさん。ここからはビルさんに紹介してもらいます。1989年から変わらずウィスコンシンに拠点を置き生産しています。 本社の建物は100年以上前の物で、これが当時の写真です。
オフィスの中にはトレーニングルームがあり、cycleopsの様々な製品が置いてあります。雪が積もる冬のランチタイムは毎日集まってトレーニングしています。最近は社内でもバーチャルトレーニングの人気が高まり、夏でも室内トレーニングする人が増えてきています。
オフィスに並ぶデモサンプル。国内の販売店向けの説明会など向けに用意しています。
開発チームが集まる部屋。実はすぐ隣が生産工場です。開発と生産の現場がドア1枚でつながっているのが高品質な商品を生み出すために不可欠です。
開発ルームから見える生産工場。プレスマシンの音が中にいても聞こえてきます。
ここがcycleopsの生産工場です。全ての製品をここで組み立てています。
工場内に入る前には保護用のサングラスを装着してください。
ここウィスコンシンでは切断、切削、曲げ加工、組み立て、品質チェックを行っています。 鋳造や塗装などは別の協力工場に依頼している物もありますが、できるだけ信頼できる地元の企業と連携しています。実際にここから150km以内の範囲で全行程の70%以上を行っています。何かあってもすぐに対応できるのが強みです。
ロボット溶接によるフレームの組立。
完成したフレーム
パイプの曲げ加工
鋳造された油圧式負荷ユニットをCNC加工で精度を高める装置。
勤続年数の長いスタッフを張り出しています。最長35年という人もいます。社員も全員家族だと考えています。
サイクルオプスの静かさの秘密がこのバランシングという工程です。
バランシング加工前のフライホイールです。この大きく重い金属の円盤が自然な走行感のために最も重要なパーツです。
加工後のフライホイールドリルによって4か所切削されて重量バランスを均一化。
サイクルオプスが業界でも最も大きく重いフライホイールを採用しています。フライホイールが重いほど慣性力が働き、外を走っている感覚に近くなります。しかし、フライホイールは振動や騒音の原因にもなります。

同じ鋳型で作るフライホイールですが、数グラム単位で真円度にバラツキがでます。完璧な重量バランスにして、静穏性を最大化するため、1つずつ丁寧にチューニングを行うのがバランシング加工です。
フライホイールを治具にセットして高速回転。
コンピューターで振動を解析し、バランスをとる場所と深さを決定。
ドリルで加工
分析、切削作業は大部分がコンピューター化、最後の微調整は職人が行います。コストがかかる部分ですが、乗り比べた時に明らかに差が出るので、妥協していません。エントリーモデルのグレーバーシリーズからハイエンドモデルまで、全ての商品でこのバランシングを行います。
組みあがった後も1台ずつ全て検査を行います。負荷の変動推移、振動、騒音、全て基準値を満たしていなければ出荷されません。
実走感、低騒音のために Made in USA を守り続けているcycleopsの心意気が感じられる本社/工場でした。取材中に何度も開発担当者が工場の生産担当と会話を行っている風景が見られました。中国で生産する他社と比べて、品質だけでなく、理想を現実の生産に落とす開発のスピードも有利です。これからも最高の室内トレーニング機材を開発してくれると感じられる訪問でした。

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