全日本オムニアム 2016 中村龍太郎

てんぽ

と言うわけで四日間のインドネシア出張から帰ってきた木曜日の夜に、沖縄でくたくたのFEL美をフリーダムに預けにいく。
オーバーホールにはまだ早いので、とりあえずBBだけやってもらう。いつもありがとうございます。
今年はジャパンカップで落車した以外は転んでいなくて、雨のレースも少なかったので、タイ合宿後に行ったオーバーホールで1シーズンもった。
ヘルオブマリアナが終わったらオーバーホールかな。タイ合宿でワイヤーが切れたら怖いし。FEL奈(TT)とFELL代(TRACK)もお願いしなければ。
金曜は出勤して土曜の朝に出発。ユキを拾って朝風呂へ。
自分たちの出番は16時からだったのでのんびり。でも渋滞にはハマりたくなかったので早めに。
DHCの赤沢日帰り温泉(アカザワと聞いて筋肉愛にあふれる同期を思い出した。)に入浴。
1550円ともあって海沿いの非常に景色のいい場所。いや、でも高いね。
1200~1230が受付だと思っていて急いでヴェロドロームにいったら
「15時からだよ」と言われる始末(コミュニケで変更があったらしい)。事故らなくてよかった。コンビニパスタを食べて準備。
全日本オムニアムはマスターズと併催。親分たちの応援にも熱が入る。
“全日本”という大会なのに実況もなく、淡々と進む。
そんな中で親分のスプリント決勝。お相手は湘南愛輪会のいかにもスプリントの強そうな体の大きい選手。
一本目を捲り切れずに負けた親分の二本目。ここで武田流奥義が炸裂する。
イン側の親分、号砲とともにゆっくり加速し、徐々に踏んで引き離す。
愛輪会の選手が気づいた時には既にお寿司(フラグ)。そこからは追いかけっこの我慢比べ。
「長い距離なら相手はバテる」という閃き、逃げる親分も捨て身の走りである。これは燃えずにいられない。
イナーメの応援だけがやけに響くヴェロドローム。僕らの応援も「いけー!」から始まり、「もういい!やすめー!」と必死。
奇策で二本目をとった親分。三本目は「案の定一歩目から目を光らせる相手選手。
こうなってはスプリント勝負で分が悪い。三本目は捲られてしまい、無念の二位。
と思っていたら相手選手の斜行により、降格の知らせが!
親分が日本チャンピオンに!おめでとうございます!僕をイナーメにひきこんでくれた親分。喜びも一入。
貰ったTシャツ(マスターズはジャージを作れる権利をもらえる)を股間に挟む親分、さすがです。

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UCIのルールが先日変わり、タイム計測系が無くなって、テンポレースという種目が増えて、競技系四種目を一日で行うことになる。
エントリーが39人と多くなったので、予選のポイントレース15kmが土曜日に行われた。二組それぞれ10人上がり。
もし予選に落ちても、Bオムニアムとしてレースはやってくれるので土曜日に泣きながら帰る心配はない。
ポイントレースなので10周に一回、一位通過選手から順に5,3,2,1のポイントがつく。もちろんルールの変更が反映されて、ゴールポイントは2倍の10,6,4,2となる。
15kmなので250mバンクを60周。ポイント周回は6回。自分の予想では5ポイントも取れば予選は通過するはずと考えていた。
しかし一組目が異常に速く、上位が少なくとも1LAPしている。1位はまさかの45ポイント。
こんなの見せられたらビビるも当然。ペースが速いことを見越して52-14に変更。
二組目、自分の番。先ほどの展開でいうと逃げに乗り遅れたら終わり。なので前々で展開する。
けど、思った以上に誰も行かない。「誰かがいったらいく」という集団心理か。
着々とスプリントなポイント周回をこなして、ラップはない、と考える。
残り二回のポイント周回3周手前で先頭に出たので勘でアタック。
半周もがいて後ろを見ると京産の曽我部が追ってくる。残り二周行けるだろと、頑張っていたら残り一周でタレル。
曽我部に抜かれて2位通過3ポイント。集団に飲み込まれゴールももがく足は無く、「終わった…」と思った。

ポイント予選
PHOTO BY ITARU MITSUI

しかしギリギリ10位で予選通過!落ちてたら京産恨んでたよ!
片づけて、行きつけの台湾料理屋で親分の優勝に乾杯(ノンアルビール)。

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PHOTO BY ITARU MITSUI

オリーブの木に着いて、風呂に行き、その帰りに胃がギリギリと締め上げるように痛くなってくる。
皆は晩酌をしているのに僕だけ胃の痛みと戦う。食べすぎなのだろうか。ユキがフロントで太田胃散をもらってきてくれた。
クスリを飲んでしばらくしたら落ち着いてきた。薬ってすごい。人生で一番胃が痛くなった時間だった。

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次の日は朝いつものすき家で…と思ったらすき家が開いていない!
「5:00~9:30まで閉店」と書いてあり、馬鹿じゃねぇの!?と吐き捨てる。深夜~5:00ならわかる。この時間に閉店させるのは愚かだと思った。
仕方ないので少し遠い吉野家へ。今後はこっちだな。
会場についてチンタラ上板を走る。まず一つ目のレースはスクラッチ。
10kmのクリテリウムのようなもの。ギアは昨日のまま52-14。
特に大きな逃げもできないまま高速でレースは進み順当にスプリントの展開。

スクラッチ
PHOTO BY KOUJI OKAMOTO

残り3周でちょっと強引だったけど上から寄せていって、一丸の後ろにつくことに成功。
しかし残り一周で、加速した一丸についていく勢いが余ってイン側に差し込んでしまう。一丸とイン側の選手に挟まれる形になってしまい少しバックを踏む。
そこで生まれたギャップに別の選手が入ってしまい、そこからスプリントするも、集団に埋もれて出てこれず。6位。
1時間半~2時間ほどのインターバルを挟んで次のレースを行うオムニアムはインターバルに如何に休めるかが重要。
本当はマッサージとかするといいのだけど、それは無理なのでイナーメ棒でマッサージをしたり(モデル:親分)、足を上げて寝転んで待機したり。

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イナーメ棒は黄緑のイボイボの部分がクルクル回るセルフマッサージ器具。
イボイボも適度に柔らかく、人にマッサージされるとくすぐったくて我慢できない人とかお勧め。
お求めはイナーメスポーツアロマまで(宣伝)。

次はテンポレース。10km(40周)の内最初の4周はニュートラ。残りの36周で毎周回先頭一人に1ポイントがつく。
集団をラップすると4ポイントもらえる。何人かで逃げてポイントを分け与える展開になればベスト。
毎周回スプリントするのは無理。かといって自分でアタックすると後ろに憑かれてちょい刺しされた場合、無駄足。
終始全く展開が読めなかった。とりあえず1ポイント取ることを目標にスタート。
途中で近谷と中央の選手が逃げるタイミングで中途半端に後を追ってしまい、宙ぶらりん。
後ろの集団も本気で追ってない感じだったので「行くしかない」と奮起する。
二周かけて追いついたところでヘロヘロ。中央がドロップして僕と近谷の二人に。

てんぽ
PHOTO BY KOUJI OKAMOTO

近谷から「一周交代で行きましょう」と申し出。もうね、神かと。無事に二回先頭を取って集団に吸収される。あとはついていくだけ。7位でゴール。
一位のみにしかポイントがつかないため、各々が考えて集団を出し抜くために工夫する。
頭を使う新競技は割と楽しかった。実況が無かったけど観客の皆さんは分かったのだろうか?

次はエリミネーションレース。周回は決まっていなくて、二周ごとに集団の一番後ろの選手が降ろされる。

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PHOTO BY ATSUKO KONNO

最悪二周でレースが終わり、順当に最後まで残れば38周でレースが終わる。しかし同時通過(ドロー)もあるので注意。
降ろされる選手は電光掲示板に番号をでかでかと表示される。なんか悪いことしたみたいで二重に凹む。
降ろされた選手と集団から千切れた選手を混同しないようにし、電光掲示板に自分の番号が出ていない(ドローの場合は何も表示されない)か確認して
かつ集団内の選手の挙動も見なければならないという、頭脳戦。
簡単な話、先頭に居続ければ勝つのだけど、空気を受けてしまいキツイ。
かといって後ろにいるのも降ろされる可能性がある。ジレンマ。
先頭は速いペースだとキツイのでペースは速くなく、皆隙あらば外側から捲ってくる。当然集団は密集し体がぶつかるのは当たり前。
自分が最後尾の予感がしたら前の選手の間に体をねじ込む。
全日本クラスになると少し当たったくらいでは体がぶれない選手が多く、斜行もないため安心して戦える。僕はこのレースが一番好き。
最初の人数が多い状態では隙あらば前に出るが、人数が少なくなってくる(目安は半分くらいかな?)と集団の右斜め後ろの位置がちょうどいい場所になる。
イン側に差し込むと逃げ場が無くなるので、距離が伸びたとしても外側にいた方が良い。
というのをわかっていたのに、イン側に差し込んでしまい、残り6人残った中でエリミネイト。順位は6位

えりみ
PHOTO BY 親分

その後近谷がハスって落車して、この落車により足を痛めたみたい。ポイントの中盤で降りてた。
オムニアム四種目の内ここまでの三種目は順位によってポイントがつけられる。

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1位=40点,2位=38点,…20位=2点と2点刻みに与えられ、6位-7位-6位の僕は30-28-30の合計88点。一位の昨年覇者の小林君に12点差の暫定5位。
ルール改正前はポイントレースまでに5種目あったので、ポイント差が大きくつく。なのでこのポイントレースでは点数の低い選手は上位の選手にマークされず、自由に走れた。
しかし改正後はポイント差がつきにくい。自由に走れないのでラップ(+20)を取りに行くのは難しいと考えた。
スタートと共に沢田君が助走をつけてアタック。一気に半周ほどつける。40ポイントついているので集団は見逃してラップするかな?と思ったけど皆元気なので半周が頭打ち。
一回目のポイントはもとより捨てているから集団の後ろをついていく。
二回目のポイント周回で偶然残り一周で自分が先頭に立った。
一周もがくのはダメージが大きいかもしれないがチャンスなのでやってみる。

ぽいんと1
PHOTO BY 親分

無事に5ポイント。ここで集団から逃げる動きが出なかった。
ムリにポイントを取りに行くことはせず、チャンスがあればと考えているとすぐに来る。
4回目のポイントで捲りからの先頭通過。この時点で3位に浮上。

ポイント2
PHOTO BY 親分

しかしそこから小林君が全部のポイントに絡む走りを見せる。
僕は一度もう5点加算して2位の松本君を抜くも、すぐに返される。
残り二回のポイントでアタックするも3点にとまる。
後で冷静になって考えるとゴールの二倍点を取りに行くべきであったと思う。
スプリントのかかりでいうと自分が一番踏めていたと勘違いするほどの良い感触。三位の表彰台も嬉しいけど来年は真ん中に立ちたい。

表彰
PHOTO BY 親分

窪木さんとエーヤの本命のいない、また世界戦に行っていた面子が疲れから調子が悪かったことを加味すると、運が良かったのかもしれないが、少し自信を取り戻した週末でしたとさ。

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PHOTO BY ITARU MITSUI

帰りは親分マスターズ優勝と僕の三位を祝って魚がし寿司へ(フラグ回収)

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渋滞にがっつり嵌ったけど22時には帰れた。
今週末は野辺山CX!寒いぞ!


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