TOJ #2 京都 中村龍太郎

失意のTTから一夜明けて足のだるさを感じながら朝食。
昨晩は孫崎と一緒の部屋で、僕の寝言がうるさいことを伝えると「自分一回寝たら起きないっすよ!寝相も悪くないし直立のまま朝を迎えます!」と元気のいい返事が。
確かに0時ぐらいに僕がおしっこに立ったことは知らなかったようで、でも寝相はすごい悪かったぞ。うん。膝立ってオフトゥンどっか行ってたもんな。
ウーパールーパみたいな生き物が自分の胸を這って顔に近づいてくる夢を見て「うおおおおおおあああああ!!」ってなったのも絶対声出てたと思うのだけど気づかなかったと。
会場までは車で移動。生憎の雨で萎える。京都ステージは昨年ないコースなのでどういう展開になるかわからない。
加えて試走した岡本の感想だと「下りがやばい」とのこと。ただでさえ下手くそな下りで最早恐れしか抱かない。
同志社大学チアリーディング部に鼻の下を伸ばしながら、パレードスタート。沿道の人が声援を送ってくれる。かなり人が集まっている。
土井さんに「似合わねえな代表ジャージw」と言われ「いわないで~」となる。
先導が道を間違えるというアクシデントがあったが無事にスタート地点の小学校前に着く。
橋川監督の指示は「基本はチームでまとまる。チャンスがあれば逃げに乗ってみよう」というもの。最初のドンパチに加わるということである。
とはいえ危険なコースであることに変わりはないので下りは皆慎重に。
雨が降っていたせいで路面は濡れて、集団内で走っていると蒸し暑い。
逃げに乗る前に、前に上がることができない。登りはペースが速く、下りは危険。道の広い平坦は皆上がりたいため、ちょっと動けても一番前まではいけない。
KOMの登りに入る。集団はUHCのコントロールに置かれる。逃げができていて集団は落ち着く。
登りもそこまでキツクなく、何とかついていける。シッティングから(プ二)時折ダンシングして(プ二)使う筋肉を…うわ。前輪スローパンクだ。
手を上げてアピール。コミッセールカーに乗っているガラパさんが「もう伝えたよ!上がってくるよ!」と言ってくれて何かすごい安心感。
コミッセールカーの後ろまでしかチームカーは上がってこれないので、隈取模様のかっちょいい車が上がってくるまでは集団のケツにつく。
まだスローパンクだったから良かった。KOMの手前で一度下るところでチームカーが前に入り自分で前輪を外す。C24に変更し下りだす。
リム幅が違ったので前輪のブレーキが効かず、後輪を握るとロックしてドリフト×2。下りながら前ブレーキのワイヤーを調整して張って、何とか使えるまでにできた。
しかし今回のレースでブレーキシューが終わってしまった。やばいやばい。今回のレースでかなりの選手がパンクしていた。アベタカさんは二回パンクして「足パンだよ…」と嘆いていた。
チームカーの隊列を利用して次の登りで無事に追いつく。足を使ってしまったのでココからは安全に足を使わないように走る。
ラスト二周に入り、チームメイトで集まる。メカトラや落車で残ったのは孫崎と岡本の三人。スプリントを狙うなら岡本か。でも孫崎はゴール前の登りできつそうに下がっていった。
岡本にラスト一周で「登り残れそうか?」と聞くと「ギリギリです」と。登りまで牽くわと伝え、隙があれば前に前に出ていく。
KOMの登りに入り、先頭はかなりペースを上げている。千切れそうになるのをギリギリ持ちこたえる。後ろに抜かれながらも集団の尻尾を何とかキャッチ。
岡本は遅れてしまったようだ。自分もスプリントする足はない。とりあえず集団についていけるところまで行こうと決める。
ゴール前の位置取りの動きでペースが速いこと速いこと。残り3kmの看板で千切れる。最後はアバンティの仕事を終えた選手と回して一分遅れでゴール。
正直、KOMの登りでなんでこんなにきついんだと、なにやってんだろうと思ったけど、帰ってきてハイタッチで迎えてくれた観客の皆さんから「おつかれさま!」と言われると
頑張ってよかったと思えた。今日も応援ありがとうございました。サイクリストさんに昨日のコメントを取り上げていただきました。http://cyclist.sanspo.com/257305
「結果は良くないけど」っていうのを×3回言ったけどそこは書かなかったみたい(当たり前だ)
とりあえず僕がこのTOJに臨む想いはこんなところです。
明日からも頑張ります。
美濃に移動中です。ステージレースではゴールしてから撤収までが早く、それは早く次の宿に行ってマッサージをしてもらうためなのです。
普段はダラダラ片付けていつも最後になる私(というかイナーメ?)ですが、今回は急いでいます。
もし写真を撮っていただいた方、タグ付けでも何でも構いません。いただければと思います。走った証は多ければ多いほど嬉しいです。

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