チャレンジザヴェロドロームと伊吹山HC 中村龍太郎

金曜日の仕事終わりに実家にフリーダムで組んでもらったFEL子を届けに実家に帰る。
少しの睡眠の後、大量の炊き込みご飯のおにぎりを持って秦野のユーヒん家に向かう。
富士山に雲がかかってなくて、久々に息を吐く美しさを見せてくれたので思わず一枚。20160409_053332
湖畔にいるカメラマンのおじさんたちと「今日は、良いよね」みたいな感じで無言で頷き合う。
住んでるときは何とも思わなかったけど、帰る度に「富士山が綺麗に見えるかどうか」は気にしてしまう。
見えなきゃ見えないで「残念、次回に」と思うし、見えたら見えたで「おお~次回もまたよろしく」となる。
小学校の桜の木が道路拡張のため切り倒されていたり、よく通った食べ放題の店が潰れていたりと、帰る度に何かと変わっていくのを見るのは寂しいけど
富士山は変わらないという当たり前のことが、なんか嬉しかったりもする。
ユーヒん家で佐々さんと勇人と合流して修善寺へ。
土曜日はChallenge the IZU velodrome。僕しか出ないけど皆応援として来てくれました。
一発目は団体追い抜き。メンバーは自分→北澤→まこっちさん→親分。
スタートは絶妙。24秒で入って17秒で帰ってくる。我ながら見事にはまって快感。
暫く17秒フラットを前後。自分は2周牽いて16秒8とかにしてそこまで上がらないように努める。
このままいけるか?と思ったけど、まだ先頭交代に慣れていないまこっちさんに疲労の色が見え始め、18秒5まで落ちる。
親分と自分で巻き返し、北澤が最後3周ペース落とさずに牽いてゴール。

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いつもだと上げ下げの振れ幅が大きいが今回はまとまった感じ。これを忘れないようにしたい。
次はそのまま個抜き。FEL代で走る初めての個抜きなので、何としても自己ベストは出したい。
スタートの入りは23秒とちょっと速く、しばらくは17秒フラットが続いたけど17秒5で落ち着く。
四周以降は17秒5前後で走ることができた。前に自己ベストを出した時も綺麗にまとまっていたのを覚えている。
最後上げようと踏んだけど0.1秒しか上がらなかった。
4:47.217自己ベスト更新なり。たった二秒だけど大きな一歩。まだまだスタートで飛ばす癖があるのでそこを直していこう。
自分の成長が数字に出るのっていいな。と書くけど実際はバイクを変えた影響が大きいと思う。
昼を挟んでチームスプリント。武井→武田→中村。ギアは51-14。気付けにキンカン吸うとすごい。IMG_20160409_144149
差し込まないようにだけ気を付けて全開走。
相も変わらず3TのAERONOVAは柔らかすぎる。3TのSCATTO余っている人いたら買い取ります。ください!
タイムは51.387Facebook-20160415-071545

PHOTO BY ITARU MITSUI

最後はスクラッチ。京産大がいっぱい。
団抜きは崩壊していたにもかかわらず僕たちよりも速かったため、アタック連発されたら死ぬな、と。
距離は7.5kmと短かったので最初からペースが速い。
案の定一人一人アタックしていくけど、チームで蓋をするほどまではしないでくれたので何とか致命傷にならずに済む。Facebook-20160415-071513

PHOTO BY ITARU MITSUI

サドルのレールが折れたといって北澤がレースを降りて、絶望的。
ラストに抜けだした京産一人に三人で追いついて(京産2+僕)で残り二周。結構足にキてたけどもう一発くらいは残ってる。
追いついたタイミングでアタックかけられたら正直やばいな、と思ったけど誰も出てこない。
残り一周半のコーナー入りでアタックかけて逃げ切り(前回も同じ)。
今回は記録会なので表彰式はない、ということで急いで片づけて名古屋へ。
佐々さんの一本牽きで名古屋までワープ。
名古屋の都会っぷりに気圧されながら、命からがら辿り着いたお目当てのひつまぶし店は、まさかのお休み。
急いでGoogle先生に聞いて近くの別の店へ。
注文してすぐに料理が出てきたもんだから「はやっ!」と言ったら隣の席のだった。すぐ口に出ちゃう癖、何とかしたい。
ひつまぶしは
①そのまま食べる
②薬味を入れて食べる
③だしを入れて食べる
の三部作構成。堪能しました。IMG_20160409_204921
名古屋の宿は佐々さんの知り合いである伊藤さんのスタジオ。
伊藤さんはオーストラリアで走ってた経験を持つ強者。せっかくなのでと温泉を共に。
都会人らしいおしゃれな格好で出迎えてくださった伊藤さん。
脱いでみるとその爽やかなFACEからは想像もつかないほど攻撃的な体つき。
「あ、これは勝てないわ」と一瞬で悟る、もはや刃牙の世界。
聞けば二個しか年齢が違わない。20で単身海を渡り、潜ってきた数々の修羅場を経て得られた自信が、体中から溢れ出ていて湯船の色を変える(変えない)。
自分がそんな破天荒なことができるかというと、年齢的にはもう遅い。後は若いユーヒに任そう、と老人目線。
気が付くと23時を回っていた。湯船は何か所かあったけど結局露天の一つだけ入ったことに。貴重なお話ありがとうございました。
その後スタジオに戻って寝床を作成。ハンモックで長時間睡眠するのはどうなんだろうと思って、やってみた。
寝返りをうてないので、なんか眠りが浅い。
カンチェラーラと全日本選手権を戦って勝つという夢を見て「んなわけあるかい」と目覚める。しかもゴールはどっかの会議室の壁タッチ。
眠りが浅い割には目覚めがイイ。
みんな起きたら歩いてKAKOへ。この奥の球体はプラネタリウムだそう。

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次回名古屋に来たときには行きたい。
KAKOに到着して店の中を覗いてみる。56さんはいないみたい。
だけど56さんがお母さんに連絡を取ってくれていたようで「中村さん?ちょっと待っててね~」と声をかけられた。素直に嬉しい。
注文したのは小倉トーストの山盛りサラダセット+カイザーハムバーガー。

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レースは午後一だから食べないとして朝はちゃんと食べておこうと、ちょっと多め。
そしたらサービスでマフィンと厚切りトーストをいただきました。ありがとうございます!
おなかいっぱいでご満悦。「もうこのまま昼に味噌煮込みうどん食って帰ろうか」などと言い始める始末。
しかし何のために来たかと問われれば「…い、伊吹山(小声)」と返す程度の意思はあるので寝床を片づけて車に乗せて出発。
伊藤さん、ありがとうございました!
伊吹山の到着はレーススタート一時間前。駐車場が無くて役場まで降りた。
急いで準備して会場へ。スタート地点に近い上の駐車場にてみんなと合流。久々のポールさんとハグで挨拶。
検車も無事にすませてからローラーを漕ぐ。
一般の部の下りで落車が起きたようでスタート時間が大幅に遅れる。
もう十分アップできたし、暖かいのでスタートで待つことに。
今年は宇都宮クリテリウムで10位以内に入れなかったので先頭に呼ばれることはない。
スタートからハイペースなのはわかっているので、スタート位置は大事だ。やるべきことはやろうとスタート45分前に並ぶ。それでも先頭から3列目。

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PHOTO BY BOSS

スタートしてハイペースかと思いきやそうでもない。
今年は山から吹き降ろす風が強く、集団のペースが遅い。なるべく足を使わないように待機。
散発的にアタックがかかるが向かい風区間で集団が一つになる。
一度勢い余って先頭に出ていまい、米米が追っていたので自分も、と色気を出したところがちょうど映像としてしっかりと残っていたので余は満足じゃ。
向かい風を浴びてすぐに諦めたけど。
先頭が飛び出すのが見えたけどマイペースを意識。メーターをみて300wを下回らないように走る。
シエルヴォの山下さんとシマノの秋丸君、それと途中で捕まえたアクアタマの平林さんの四人で回す。
前から落ちてきた譲さんをキャッチして、見える位置にいる選手に追い付こうと走っていると、後ろから仕事を終えたアイランが追いついてきた。つえぇ~
ゴールが見えて山下さんがアタック。それに秋丸君が続くけど僕は売り切れ。
タイムは44分5秒で18位。感触としてはまずまず。ホイールが柔らかくなったのがいいのか、そこまで疲労を残さずに最後までいけた感じ。ギリギリで売り切れたけど。
ポールさん達も上がってきて下山に。天気は生憎の曇りだったけど、ここの下りは楽しい!20160410_151723
途中で写真を撮って、ケイトを応援して、また再び下っていくと見覚えのあるジャージの選手がバイクを押して駆け上がってくる。
今年からウォークライドに加入した兼松さんだ。20160410_151437(0)-1
レース中、ちょうど僕の目の前でパンクした兼松さん。あーレース終わっちゃったな…と思っていたが諦めていなかったのか!
その雄姿を写真に納めなければと、また止まってカメラを片手に一緒に走る。
よく見ると裸足である。なんでかはその時は分からなかったけど、とりあえず熱くなって応援した。
その執念たるや、凄まじい。記録ではなく、記憶に残るレースになった。
片づけて帰る前に応援してくださった皆さんにご挨拶。
最初「応援行くよ!」と言われた時には「ヒルクライムの応援ってスタートしか見れないんじゃ…」と心配だったけど頂上まで運んでくれたみたいです。よかったよかった。
何にせよ、応援(と差し入れも)ありがとうござました!
今週末は白浜二連戦。TTTは合わせ無し。はたして。
クリテは去年予選落ちしたから、予選はあがりたく。

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (10 votes, average: 4.40 out of 5)
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