JBCF那須塩原クリテリウム 中村龍太郎

土曜日は前日入りしたチビ助とユキを朝拾って会場へ。
那須塩原クリテリウムは新幹線も止まる那須塩原駅の真ん前で行われる初開催のクリテリウム。
例年は地元ということもあってMt富士ヒルクライムに出場していたのだが、栃木の二日間開催のレースで面白くないわけがない、ということでこちらを選択。
(なお、今年のMt富士ヒルクライムは兼松さんがコースレコードを更新する勝利を挙げたようで、
来年は出て、勝負したいと思うのである。のでFUNRIDEさんにおかれましては日程の調整をお願いいたします)

駅前ということもあって到着時点で賑やか。東北道の地味な渋滞にひっかかったおかげで試走時間終了ギリギリに着く。
ユキとチビ助を試走に送り出し、自分はのんびり準備。50人上がりの予選など、恐るるに足らずなのである(急いで準備するのがめんどくry

アップ

photo by 大元由実子@結婚おめでとうございます!

コースは完全にT字。スタートして90°→180°→→180°→90°→180°→200m程でゴール。
試走を終えた岩月さんから最初の90°コーナーが若干の下り+コーナーの抜けで追い風になっていて勢いがつきすぎるらしい。
案の定、P1の予選一組目で落車があったようで、MATRIXの選手が中央分離帯を超えたとかなんとか。ちなみに落車しても残り3周までならニュートラルをつかえる。

クリテリウムということでQURANO60に変更。空は綺麗に晴れて完全にドライ。なので空気圧はvittoria corsaの最低値8bar。
スタート位置は真ん中あたり。

予選スタート前

photo by 三井至.女子力高めるポージングで余裕そう

DNSが何人かあったようで、7人しか落ちないらしい。もはや「10周の最後の周だけエリミネーション」である。
7人くらいなら誤差の範囲内だから予選とかしなくてもいいのに。その代りEやFのレース距離を伸ばしたり、キッズレースをしたり、やりようはあるかなと思う。
少なくとも50人上がりのレース、下手すると観ていてツマラナイものになるぞ、と常々思っている。そしてそうはしたくない。

スタートして最初のコーナーを慎重に入る。なるほどスピードが伸びるので中央分離帯に突っ込みそうになる。
ビビったおかげで番手を下げて殿へ。体が重いのは単純に寝ていないからか。インターバルがかかりキツイ。
一回目の180°は立ち上がり向かい風なのできつくはない。二回目の180°の後の立ち上がりが追い風に乗るため、後ろにいるとキツイ。
その後のゴール前も横風区間になる。60ハイトに風を感じてハンドルがブレるほどの強さ。スタート地点では気付けなかった。試走しないからである。
入部さんも殿にいて、本レースで後ろでヒラヒラしていた方が良いか、前で展開した方がいいか確認していた。どうやら後者の方がいいという判断になった模様。
残り7周を過ぎてからコースに慣れてきたので動き出す。長い向かい風の直線で踏んでポジションを上げ、三回目で先頭まであがれた。

予選

photo by 五月女さん

折り返しコースなので千切れた人数が分かり、確実に7人を超えている。そのうち集団46人、という情報が入る。このままゴールすれば予選は通過だ。
とはいえ、そんなことしてもつまらない。昨年の宇都宮クリテリウム予選では先頭でゴールをしてガッツポーズをしたので、今回は逃げてみようと画策。
せっかくなので地元那須ブラ―ゼンの選手と逃げれば、それなりに絵になるかなと思ったので、柴田(違ったらゴメン)に「逃げて目立とう」と誘うも
「速くて抜け出せなくないっすか?」と言われる。46人の集団だから追う理由も無いし、地元だから皆逃がしてくれると思うのだけど…。とりあえずフラれた。
最終周回に入る手前で集団が緩んだ瞬間にアタック。MCシンジさんに名前を呼ばれる。やる気が沸く。

予選逃げる

photo by 三井至

自分の調子を確認するという意味でのアタックでもあったけど、やはり体が重い。

予選にげ

photo by 黒熊さん

すぐにタレてきて二回目の折り返しでアッサリ吸収される。
最後は集団の尻にはりついてそのままゴール。予選は通過。
イナーメは一組目は全員通過。二組目は大東さんと僕のみ。なので決勝は六人で戦うことに。
昼ご飯を買いにテントの方に行こうとしたけど、人が多くてやめておいた。
ファミマがあるからと自転車で裏道で向かうと、イナーメのイケーメン吉岡がパン屋の前でパンにがっついているところに遭遇。

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会場に着いたときはボロい空き家かと思って気にも留めなかった家が、パン屋と聞くといきなりおしゃれに見えてくる不思議。
スイッチさん。小さい店内に充満するパンの良い匂いに、唸るトング。来年要チェックです。

パンを食べていたら雨が降ってきたので車に戻る。ちょうどステージでイナーメのチームプレゼンテーションが始まる時間での土砂降り。図ったか(誰)
トヨカツさんがいるのでWAKOSをアピールしようと壇上へ。とりあえずトヨカツさんにマイクを渡したら、聞いてもいないのに日焼け止めを語りだす。
MCの静止を振り切った全開アタック。僕らも日焼け止めを塗るフリをするアシストを決め、WAKOSの犬感を全面的に出す。
神はそれに怒りを露わにし、雨足を強める。転ぶとかで罰があたらなくて良かった。
風で煽られたことを考慮してQURANO42-46に変更。
通り雨の予報とはいえ、決勝の時間になっても雨がやむ気配がない。雨足は弱まったが、スタート地点で30分待たされるのは辛い。
監督が持ってきてくれた傘で櫻井さんと肩を寄せ合って温めあう。

決勝前

photo by 黒熊さん。山梨県民(元)と静岡県民の奇跡。レースが始まれば富士山を取り合って戦うのである(違う)。

あちこちで空気を抜く「プシュ」という音が聞こえ、「プシュプシュ」の人がいれば「プシュプシュプシュ」の人もいて合唱に。
人がやっていると自分もという純日本人の意志の弱さも加担して「ぷししゅ」くらい抜く。

決勝は20周の5周ごとに周回賞、だと思ったら23周だった。周回賞は最初から諦めていたけど、途中の周回板が13で、半分過ぎていないことに心が折れかけて、レースが終わってから周回数を知る。
まぁ、心折れなかったし、ゴールは分かっていたから関係ないんだけど。

トヨカツさんが先頭で位置取りの上手さを発揮しているなか、僕は中盤を行ったり来たり。
インターバルが異常にきついが、周回を重ねるごとに雨が上がり、自分も前に上がれるようになる。
トヨカツさんの周りをウロウロできるようになると割と大きい逃げができる。MATRIXが集団を切ったように見えた。
逃げの新城が落ちてきたのを機にブラ―ゼン岸が必死の追走。マジで強くなったな。
トヨカツさんの後ろにいるように意識するが徐々に下がっている。きつそうなので前に出る。最後に出て来てくれればいい。

KOBAYASHI

photo by 小林誠一郎さん

岸の追走とのおかげと、先頭のホセ岡さん(ゴミ分別に厳しい大家みたいダナ)の飛出しで逃げ集団が不安定になったことで
徐々に差が詰まってきた。そして残り一周を前に吸収。
三位争いの集団になるがアタックがかかり、ペースが速い。
ゴール前の位置取りで入部さんと早川さんに挟まれて体がぶつかるけど、慌てずに位置をキープ。パニックブレーキの方が危険。

決勝ゴール前

photo by 黒熊さん

二回目の180°ターンの後、前を走るシマノトレインが突然の解散!空いた間隔を埋めるのに足を使う。
ここから最後の折り返しに向けてあがれれば良かったが、追いついたところで一息入れてしまった。
折り返して変速をあげようとするも手が痺れて感覚が無く、スプリンタースイッチを見失う。とりあえず右の下ハンドルを手全体で握り続ける。
スプリントのかかりはよかったが位置が悪かった。8位でフィニッシュ。今シーズン初の一桁フィニッシュです。

GOAL

photo by 三井至

雨のクリテリウムでレースはサバイバル。折り返しが多すぎるので異常にキツい。
戻った後はWAKOSさんに自転車を持って行って洗車をしてもらう。雨のレースが終わった後にすぐ洗ってもらえるのはすごい助かる。ありがとうございます。

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駅前側は思った以上に人気が無くて寂しかった。T字のコースをレースが終わるまでは渡れないため、人が流れていかないのだそう。
改良の余地があるが、基本はお祭りのようで楽しかった。走っているときは楽しむ余裕が無かったが。
タメさんの案内で翌日のスタート近くにある大原食堂へ。那須牛を喰らってから、タメさんちへ。

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ATHLETUNE青を「お薬飲めたね」として使って、EPAを飲むという最近のルーティーンを済ませて、イノーさんの寝息を一切聞くことなく就寝。
ロードに続きます。

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