2017佐渡国際トライアスロン レースレポート 飯田忠司

佐渡国際トライアスロン レースレポート

開催日:2017年9月3日

開催場所:新潟県佐渡市

カテゴリー:Aタイプ(SWIM4km、BIKE190㎞、RUN42.2㎞)

結果:総合7位

バイク:FELT IA1

Frame kit IA1

ヘルメット:BBBティノトス

https://www.riteway-jp.com/pa/bbb/154318.htm

サングラス:BBBサミットPH

https://www.riteway-jp.com/pa/bbb/131378.htm

 

スイム

今年から200mほど距離が延び1周2㎞の二等辺三角形のコースを2周回。例年大量発生しているクラゲも少なく、波もなく大変穏やかな条件。有力選手が大外側に位置取りしていたが、バトルによる体力消耗や泳力から考えて同じように外側最前列に位置取りスタート。バトルらしいものはなくスムーズにスタートを切る事ができた。
900m地点の第1ブイまで少しスピードを出し、そこからペースを安定させ1周目を余裕をもって上陸。2周目に入り、自分のペースが少し落ちたのか、数人の選手に抜かれたが12位でスイムアップ。

 

バイク

トランジットをスムーズに済ませ、バイクをスタート。序盤の小刻みなアップダウンで昨年より疲労感が少ない事を実感。勢いのある数人の選手に抜かれるもののまだ先は長いのでパワーメーターの数値などと体感を照らしあわせてマイペースで進む。前半の山場50キロ過ぎのZ坂及び二つ亀の坂をクリアし中間地点(100キロ過ぎ)までは平坦区間。TTバイクとディスクホイールの効果を活かして抜かれた選手数名に再び追いつく。120キロ過ぎで数人の集団に追いつかれたまま、後半の勝負所、160キロ過ぎの小木の坂に突入。
この登りで昨年より体感的に楽に上る事ができ、登りきった下りとその後のもう一つの登りで一度抜かれた数人の選手に追いつく。

 

ラン

一時は20位後半くらいまで順位を下げたが、後半盛り返して17位でバイクを終える事ができた。今年はランニングに入る昼の時間帯でも日差しはあるものの大分涼しい。体感的にも楽にランニングに入る事ができた。
トップや上位陣とはだいぶ差がついてしまっているが、42キロあるので先は長い。一人一人前を行く選手を焦らず抜いていく事を心がけて進む。ランは2周回。まずは1周目の折り返しまでで前を行く選手との差を確認する。入りのペースは4分20~30秒と昨年よりかなり良いペース。5キロ行かないうちにまず一人追いつく。中盤からのアップダウンでややペースダウンしたものの、1周目の終盤で14位くらいと沿道から声を掛けられる。すれ違った前を行く選手との差を確認したが、このままだとギリギリ10位以内に入れるか入れないといった所。しかも1周目を終える頃に自分も少し疲労度が高くなり、ペースを4分40秒~45秒まで落ちる。ここが一番しんどい場面ではあったが、こまめに補給(エネルギー、ナトリウム)とフォームの修正、変化などで後半に備える。残り約20キロ。まず始めの10キロで数人の選手を捉える。最後の折り返して数人の選手との差がかなり詰まっている事が確認でき、俄然元気が出てくる。ここから先は誰でもきつい所なので、自分も我慢。
残り折り返してすぐに一人、残り6キロくらいの所で二人。そして残り5キロきった辺りでここまでは厳しいだろうなと思った選手にも追いつき一気に抜く。この時点で自分が何位かもわからなかったが、終わってみれば7位でのゴールとなった。

 

まとめ

総合入賞(6位まで)は惜しくも逃したものの、ここ2年は練習不足がたたって10位以内にも入れない状態が続いていたので、2011年に優勝出来た時に比べると練習量は3分の2~半減に近い状態ですが、現時点でのベストは尽くせたと思っております。
例年になく涼しいコンディションに助けられた感はありますが、6月の五島大会から5時間程度のロングライドの時間をなんとか捻出し、定期的に出来ていたので、ペースこそあがらなかったもののベースの体力が向上し、また指導している女子エリート選手の練習相手として適度なスピード練習もある程度できていたので、少なくとも昨年よりは良いコンディションでレースに臨むことができ、バイク後半での粘りとランニングの好走に繋がったと思います。また補給方法を見直し、練習中の実験である程度成果が確認できていたのでこれも功を奏したと思います。
立場上、自分の為の練習に割り当てる時間は更に少なくなりつつありますが、創意工夫していく過程と成果を会員さんや選手に還元する事も仕事の一つだと思います。来年からは少しレース数を減らすなどしていくかと思いますが、引き続きレースには出場していきたいと思います。
2017年のレースはこれで終了となります。
今年度も沢山の方のサポート、ご支援により無事に活動する事ができました。
この場を借りまして改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

飯田忠司(いいだ ただし)

プロトライアスリート、コーチ
トライアスロンスクールI-STORM代表
日本トライアスロン連合指導者養成委員
埼玉県トライアスロン連合理事

<主な成績>
2011年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 優勝
2012年 佐渡国際トライアスロンAタイプ 2位
2013年 五島長崎国際トライアスロン エリート2位

スクール情報(I-STORMサイト)
www.i-storm-tri.com/

オフィシャルサイト
www.iidatadashi.com

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