弱虫ペダルサイクリングチーム「織田聖」選手@世界選手権シクロクロス2018

2月上旬、シクロクロス U23全日本チャンピオンの弱虫ペダルサイクリングチーム「織田聖(おだ ひじり)」選手は、Feltのシクロクロスバイク「F1x」とともに、万を持してオランダ開催のUCI世界選手権シクロクロスへ参戦。
結果は-1ラップの53位でフィニッシュと世界との差を突きつけられました。後日、彼に話を聞いた時の「全日本は勝ったけど世界は全然違う…井の中の蛙から抜け出さなきゃ…」という言葉が印象的でした。
本人のレースレポートやコメントをまとめてご紹介します。

レース前のコメント(Cyclowired)

相変わらず世界選手権らしいハードなコースだという印象を受けました。アップダウンが多くミスを誘いやすいので、丁寧な走りを心がけることが一番だと感じます。ダウンヒルも特に怖くはありませんし、決して不得意ではないレイアウトですからトラブルを起こさなければ一定以上のレベルで走れると信じています。先週のワールドカップはスタート時の落車に巻き込まれてしまいましたが、もう痛みもなく体調はバッチリ。あとはレースで全力を出すだけです。

https://www.cyclowired.jp/news/node/255631

織田聖選手のレースレポート

・開催日:2018年2月4日(日)

・結果:U23 織田 聖:53位

高低差がものすごく、上りか下りしかないコース。キャンバーも多く、担ぎセクションは元から多かったが、前々日の雨でビショビショになった路面が前日のレースで重たくなり、夜に気温が下がり少し凍結して、溶け始めた頃でさらに乗れないところが増えた。

スタート位置は4列目の左側。ワールドカップ同様、30秒前から心拍があがるサウンドが流れスタートシグナルが赤から青になりスタート。

アスファルトから泥に変わるところで落車があり巻き込まれて少し遅れてしまった。その後も最初のキャンバーの前の落車にも巻き込まれてしまい後ろの方に下がってしまい追い上げの展開に。

キャンバーの下りはしっかりと試走でラインを確認していたので上手くこなせましたが、3周目ぐらいから脚だけでなく頭もいっぱいいっぱいになってきて細かいミスでのタイムロスが増えてきてしまいました。

4周目には入れたもののファイナルラップには入れず-1lapという結果になってしまいました。

泥のような重たい路面を上手く進ませるパワーやテクニック、自転車を担いだり下ろしたりという細かい動作のスピード、ランの後の舗装路での加速などレベルアップしなければならない点がたくさんあります。

今シーズンのシクロクロスは残すところお台場のみ。しっかりと走って来シーズンに向けてしっかりとトレーニングしなければならないなと改めて感じました。

たくさんサポート、応援ありがとうございました。

レース後のコメント(Cyclowired)

ホームストレートを抜けてすぐの森林区間で混乱に巻き込まれてしまいました。1回目は上手く回避できたのですが、2回目には自分ともう一人が絡んで完全に落車してしまいました。ここで遅れたのが致命的でしたが、その後は少しずつ順位を回復できた。もちろん足切りという結果に納得はできないし、こちらの選手とはパワーもテクニックも差は歴然としています。昨年比で自分もレベルアップしていることは確かなのですが、それが問題にならないほど周りが成長していました。でも、完走まであと少しだと感じているので、ロードトレーニングを確実に重ねていきます

https://www.cyclowired.jp/news/node/255850

レース後のコメント(Cyclist)

 スタート直後の落車に巻き込まれて慌ててしまったが、その後は冷静にレースを進めることができました。しかし、寒さの影響もあり一周目が終わった頃から脚が徐々に動かなくなってしまった。路面が重く、自分の目標としていた結果には程遠い結果となってしまいました。来年に向けてはロードのトレーニングをしっかり行い、シクロクロスの世界選手権に向けてもう一度挑戦したいと思います。

https://cyclist.sanspo.com/382659

 

ヨーロッパでシクロクロスレーサーとして活躍することを目指して大海へ飛び出す織田聖選手の今後に期待です!

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