自転車旅行 第7回 長野県・群馬県

今回は、軽井沢(長野)まで電車で行って、自転車を組んで、群馬を経由し、寄居(埼玉)でまた電車に乗って帰ってくる、自転車だけで85kmを日帰りしました。
なんか凄くベテランになったような気がしました。 
坂戸駅発05:14分、川越発05:49分、大宮発06:50分、軽井沢着07:32分という若者には不向きの早朝コースです。
 
■今回のルートを地図で確認

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  軽井沢駅に着きました。新幹線”あさま”で大宮から42分、近いですねー。皆さん軽井沢というともっと賑やかな所を想像されると思いますが、それは駅の反対側、こちら東側は朝はほとんど人の居ないひっそりとした風情で、繁華街のイメージはまったくありません。
  近いのですが、外気温は埼玉とまったく違って冷たくて、日当たりの良いところで作業をして、長袖を着て出発しました。
  かの有名な軽井沢アウトレットモールです。朝早いので当然どこもまだ開いていません。私たちにとってはすいているほうがありがたいのです。
  だたっ広い駐車場が、組み立て後の私の試運転場所、まったくの独り占めです。
  道路も走行車は少なく、気持ちよく走れましたが、、、
  何しろ寒いのです。とりあえず首にウォーマーを装着しました。
  それでも風がしみてきたので、ウインドブレーカーを重ね着してみたところ、道具ですねー、素晴らしいです。体が暖まりよく動くようになりました。自転車用の道具というか、用具というのでしょうか、はとても機能的なのです。町で着るにはちょっと抵抗のある体にぴったりのものばかりで特に私は抵抗を感じるのですが、自転車に乗るとばたばたしないし、薄いのに暖かいし感心しました。
  軽井沢の市街地を抜け、群馬県へ入り、下仁田への道に入ると車も少なくなり、天気もいいし下り坂だし、ルンルン気分です。
  長野県から群馬県へ入りました。とても山深い感じで静かです。あの賑やかな軽井沢から反対方向へほんのちょっと走っただけで、人も車もほとんどいない別世界です。自転車でなければ感じられない気分の良さです。
  道はカーブの多い下り坂、車も来ないし、ついついスピードが出てしまい、いつもトーチャンに叱られるのです。おさえておさえて、慎重に走りました。
  途中の谷間に、見上げるような所にナガーイ柱に支えられた道路がありました。上信越自動車道です。いつもはあの上を車で走っていると思うとちょっと恐ろしい気がします。地震が来ても大丈夫なのでしょうか?
  軽井沢から下仁田までは大筋下り坂。ほとんどこぐ必要のない楽な道です。日向はぽかぽかしていて気持ちよいのですが、、、、、
  日陰は寒くて、寒くて、早く下りが終わってこがないと寒くなっちゃう。。。。
  ようやく寒い下りが終わり、田んぼが出てきてほっとしました。稲刈りも終わり、豊かな実りの秋を感じさせてくれる景色です。
  下仁田で街道筋のドライブインに入りました。下仁田と言えば蒟蒻が名物です。これがコンニャクイモです。
  ついでにこのドライブインの名物は蒟蒻コロッケ、中に大き目の蒟蒻が入っていたら大当たりでオマケニもうひとつ。そんなに食べられないって。
  併設の蒟蒻工場も見られます。面白くもないですけど。
  下仁田の名物は蒟蒻だけではなく、そーです、下仁田ネギです。埼玉の深谷ねぎと同じくらい有名です。深谷ねぎは真っ直ぐですが、下仁田ネギは根っこの近くが玉になっていて、どちらも鍋料理に最適です。ねぎ畑はどっちも似ています。
  オー何とねぎ畑の向こうでゲートボール下仁田大会?いずれ私も?
  下仁田から寄居までは富岡、吉井、藤岡、児玉、寄居とひたすら国道254を走ります。下仁田からもずっと下りなので走るのは楽ですが、トラックが多く怖いところもあります。下仁田から高崎までの上信電鉄が途中まで国道254と並行して走ります。
  富岡には、世界遺産への登録を目指している富岡製糸場があります。明治5年に操業を開始、現在もその当時の面影の残る国指定重要文化財です。富岡に製糸工場が出来たのは養蚕が盛んで原料の繭が確保できる、工場建設用の広い土地が用意できる、既存の用水を使うことで製糸に必要な水が確保できる、燃料の石炭(亜炭)が近くの高崎、吉井で採れるなどの条件が揃っていたからとのことです。
  昭和14年からは片倉製糸紡績会社と合併、片倉富岡製糸所となったそうです。トーチャンによると、片倉製作所は、片倉シルク号という自転車を作っていた時期もあるそうです。 
  明治5年なんて時代によくもこんな工場が出来たものだと思います。その敷地の広さ、建物の大きさなど、現地に行って見なければ解りません。皆さんも一度見学されてはいかがですか?早く世界遺産に登録されると良いですね。
  群馬と埼玉の県境は神流川ですが、橋の上はトラックがバンバン来るので怖くて止まれません。埼玉に入って撮りました。遠くに榛名山が写っているのですがわかりますか?
  国定忠治の赤城山をバックに。もう暖かくてウインドブレーカーは脱いでいるのですが、名物上州の空っ風が後ろから押してくれてご機嫌で走れました。向かい風は辛くてすぐにわかりますが追い風は良くわかりません。今日は調子良いなーーなんて思っていると、実は強い追い風に助けてもらっていたのです。いやなことは恨みがましくすぐわかるのに、ありがたいことには気がつかず、感謝の念を忘れてしまう、、、、私らしい、とツレアイは言うのです。
  バンザーイ、始めてこんなに長い距離を一日で走って、寄居に着いて、自転車たたんで、ホームに置いて来て、サーこれからがお楽しみ、ノムゾー!!!!!
  駅前の華屋与平兵衛でまず1パイ。でもこの手の店は安いですねー。
  駅への途中、もう帰ろうと思っていたのに、、、おいしそうな焼き鳥屋さんに声かけられて、、、、イエ本当に帰ろうと思っていたのに、、、。
  仕方なく?もう一杯ってことになってしまって、、、、。
  かくして帰りの電車はごらんのトウリ。横に人が立っていますが、車内はがらがらだったのですヨ、念のため。
今までのなかで1日で走った距離が一番長く達成感がありました。
一度も降りて押さずに走れました。
今回は今までより寒く、汗たらたらの時からたった2ヶ月でこんなにも違うんだ、それ用の道具は優れものだということを強く感じました。また、数回の旅の成果か、ギヤチェンジがスムースになってきたとトーチャンにほめられました。
まだまだ大きい道路での走り方に課題があります。
大きなトラックが来ると固まってしまいます。もっと楽に走らないととは思うのですが。。。

今回は主に群馬県を走ったのですが、群馬の名物は空っ風だけではありません。
ドライブインでも、お店でも、製糸場の受付でも、女性の占める率が高かったと思います。
汽車の旅や車の移動では味わえない、感じられない細かいことに気がつくのが自転車旅行の良い点だと思います。ちょっと疲れますけど。
本格的に寒くならないうちにもう少し、と思っています、次回は雪の前に裏磐梯から、喜多方、新潟への旅を考えています。
ご期待ください。

 
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