ロングライドへ行こう!~その29 『ろんぐらいだぁす!』聖地巡り15 渋峠編~

こんにちは。
ロングライダーのアッキーラです。

皆さんは、楽しい自転車生活を送ってますでしょうか。

3年ぶりの更新です。
たいへんご無沙汰しておりました。

『ろんぐらいだぁす!』聖地巡りは最後の聖地・渋峠が残っていました。
その手前にある殺生ゲート(草津温泉)~万座三差路(国道292号交点)間は火山活動が収束して、2021年4月から自転車も通行できるようになりました。
しかし、ご存知の通り、新型コロナウィルスが猛威を振るっていたので、私はロングライドを自粛していました。
このため、安全に走れるまで気長に待ちました。

その間およそ2年半、自宅から会社まで自転車で通勤していたところ、累積走行距離が10,000kmを越えました。
東京から10,000kmと言う距離は、イタリアのローマ(9,877km)、モナコ公国のモナコ(9,976km)、カナダのオタワ(10,342km)になるそうです。
アメリカ合衆国のニューヨークまで10,864km、同フィラデルフィアまで10,875km、同ワシントンD.C.まで10,923kmなので、太平洋と北米大陸をまもなく横断できますね。
地球って、意外と小さいですね。
私はロングライダーですから、距離感がおかしいです。

閑話休題。
念願の渋峠を走りましたので、その様子をお伝えします。

※マンガ第2巻第7話『運命のめぐり合わせ』参照。
※マンガ第6巻第23話『あの場所へ(前編)』参照。
※マンガ第6巻第24話『あの場所へ(後編)』参照。
※マンガ第6巻第24.5話『渋峠を越えて』参照。
※『ろんぐらいだぁす!』ツーリングガイド『渋峠』参照。
※アニメ『ろんぐらいだぁす!』の第3話『新しい世界』参照。

3年3か月ぶりのロングライド!
輪行は楽しいな!

JR池袋駅から湘南新宿ラインのグリーン車に乗りました。
2F席からの眺めとシートの座り心地は快適でした。
また乗りたいです。

JR渋川駅に着きました。

お腹が空いてきたので、早めの晩ゴハンを食べました。
ブタハトモダチニボシハシンユウ
ネットで調べたら、名前に惹かれました。

二郎系ラーメンは、やはり美味しい。

この日はホテルルートイン渋川で一泊しました。

翌日、JR渋川駅から吾妻線に乗って、長野原草津口駅へ向かいました。

「着いた~!」(亜美ちゃん)

渋川駅から吾妻線に乗って、およそ1時間で長野原草津口駅に着きました。
草津温泉への玄関口です。

ここから自転車を組み立てて草津温泉へ向かいます。
私の相棒との最後の自転車ロングライドへ出発します。

『今日はいよいよ あの渋峠を登ります!
あんなところまで自転車で登るのは無理だって思っていたけど
無理だと思っていた場所だからこそ
登りきれたら私にとって特別な意味を持つ気がします
だから今日は絶対に登りきるぞ~!』(亜美ちゃん)

国道406号線・ロマンチック街道を西へ進むと、スーパー大津があります。
ここで補給食やドリンクを買いましょう。

その先にはセブンイレブン長野原大津店があります。
ここから先は草津温泉の手前まで補給できる場所はありません。
必ず用意しましょう!

草津温泉への上り坂はキツイ!!

「渋峠まで30kmの登りというのは説明するまでもないけど
最初の10km草津までは斜度が結構きついからそこで消耗しないように
登りの大原則はギアは残さず脚を残せ!
とにかく一番軽いギアで楽に登って脚を消耗させないようにすること」(紗希さん)

マンガでは、葵ちゃん達は深夜に走っています。
私はソロで走るので、安全のため朝から走ることにしました。

国道292号線・志賀草津道路を走って草津温泉を目指しました。
およそ13kmの上り坂を1時間半掛けて上り切りました。
気温22度のおかげで、身体はオーバーヒートしませんでしたけど、火照ってきました。
木陰を吹き抜ける風が涼しかったです。
フロント34T✕リア29Tのギアでは最大勾配10%を振らつかずに走るだけで精一杯でした。
楽に走るにはリア34Tが絶対に必要です。
今回のロングライドが終わったら、34Tギアに対応するリアディレイラーと一緒に買うことを決めました。
リア29Tで1踏みする間に、リア34Tなら3踏みできて、脚に掛かる負担が減るからです。

「これできつい区間は終了よ」(紗希さん)

道の駅・草津運動茶屋公園で一息入れましょう。

「ま ここまでくれば後は椿ライン1本分登ればいいんだ 楽なもんだろ?」(雛子さん)

「!?
こ このあとさらに椿ライン1本分…?
あふぅぅ……」(亜美ちゃん)20kmの登り!ズーーーン↓

「大丈夫大丈夫 この先は斜度も緩くなるし
絶景続きのボーナスステージみたいなものだから」(紗希さん)

「……ボーナスステージ……」(亜美ちゃん)

「だからここでゆっくり休めば残り20kmくらい楽勝だって♪」(紗希さん)

道の駅・草津運動茶屋公園から少し下ると、草津温泉の中心部にある湯畑に到着しました。

小休止は、草津温泉の湯畑で手洗いの湯と足湯を楽しみました。

サイクリストだから、太モモが太いw。
男のくせに、スネ毛が薄いw。

コンビニのサンドイッチを軽く食べて出発です。

上り坂は続くよどこまでも。

まだまだ上りますよ。
標高1,200mの草津温泉は目的地じゃないし、今日のゴールじゃありません。
草津温泉から国道292号線・志賀草津道路を走ります。

長野原草津口駅との標高差600mを14.2kmかけて上ってきても、まだ序の口なんです。
先へ進んで上っても上っても、上り坂が終わりません。

「た 確かに草津までの道程と比べたら
斜度は楽なのかもしれないけど……
ボーナスステージってというほど楽じゃないですよ この斜度~~」(亜美ちゃん)

「まぁまぁこれくらいは頑張らないとね~」(紗希さん)

殺生河原では昨年まで火山ガスが大量に噴出していたので、自転車は通行禁止でした。
火山ガスの噴出が弱くなって、通行禁止が解除されたので、ようやく通れるようになりました。
ここの景色だけが他の場所と大きく異なります。

「すごい……あんな先まで道が見える…」(亜美ちゃん)

「この辺りは森林限界で景色が開けているからね」(紗希さん)

「ふぇ~~」

殺生河原を通過しても上り続けています。
森林限界を越えて、樹木が少なくなってきました。
見晴らしが良くなって、絶景が拡がります。

目を凝らして遠くを見ると、雲海が見えます。
いつの間にか雲の高さを越えていました。

「わぁっ
草津の街があんなに小さい
こんなに登ってきたんだ」(亜美ちゃん)

草津の町が眼下に見えて、標高がかなり高くなりました。
標高が高いので大きく呼吸しても、酸素が足りません。

走行距離は白根山レストハウス(標高2,160m)でちょうど30kmになりました。
先を急ぐあまり、レストハウスの写真を撮り忘れました。

白根山レストハウスから少し下って万座三叉路に着きました。
長野原草津口駅から標高差1,560mを上ってきたのに、少し損した気分です。

『……なんだろう
道のキツさは変わってないはずなのに…
次から次へと素敵な景色が現れてくるから
ペダルを回す脚を止められない
坂が苦手なはずなのに…
登るのが楽しい!
渋峠って
こんなに楽しいところだったんだ!』(亜美ちゃん)

今回の目的地その1にやっと到着しました!
日本の国道最高地点です!
標高は2,172mになります。

「ぃやったぁ~~! 私本当に渋峠登れちゃった~~♪」(亜美ちゃん)
「やったな 亜美」(葵ちゃん)
「うん!
……私でも…
私でも頑張ればできるんだねぇ~~」(亜美ちゃん)
「何も泣かなくても」(葵ちゃん)
「えへへへ だってぇ~~
私…運動が苦手で何をやってもうまくいかなかったでしょ?
そんな私が自転車を始めて……
とうとう日本の国道の一番高いところまでくることができたんだよ?」(亜美ちゃん)
「……そっか…そうだな」(葵ちゃん)
「うん……」(亜美ちゃん)
…私……
自転車と出会えてよかった……
自転車を続けてきて
本当によかったよ♪」(亜美ちゃん)

自転車でここまで辿り着くために3年半も待った甲斐がありました!
自転車で9時半過ぎに長野原草津口駅を出発して35.2kmを走って6時間30分も掛かりました!
自分の身体ひとつと自転車1台でようやくたどり着きました!!
すごく嬉しいです!!

「これはもう今日が亜美にとっての記念日決定ね」(紗希さん)
「ですね!」(亜美ちゃん)
「国道最高地点の到達証明書を発行してもらったらいい記念になるんじゃない?」(紗希さん)
「そ そんなのがあるんですか!?」(亜美ちゃん)
「渋峠ホテルで買うことができるわよ 行くでしょ?」(紗希さん)
「はい!」(亜美ちゃん)

日本国道最高地点の石碑を後にして、先へ進みましょう!

日本国道最高地点到達証明書と看板犬マーカス君

先ほどの日本国道最高地点から少し下ると渋峠ホテルに到着しました。
今回の目的地その2です。

ホテルの建物は群馬県(左側)と長野県(右側)の県境の上に建っています。
今回は宿泊を予約してなかったので、次回に宿泊したいです。
(あの峠道をまた上るのか!?)

日本国道最高地点到達証明書をついに入手しました!!
限定2,000枚のマンガ『ろんぐらいだぁすとーりーず!』版です!!
自転車を担ぎ上げている亜美ちゃんと、私と同じFELTの自転車に乗る葵ちゃんが描かれています。
今回の自転車ロングライドの目的は、この証明書を入手することでした。

「あ~~ なんかこういうのってやり遂げた~~って気持ちがわいてきますね!」(亜美ちゃん)

一人のロングライダーとして、この作品のファンの一人として、FELTの自転車とこの作品が繋がっているからです。
限定2,000枚の証明書は昨年9月から販売を開始して、7月中旬で残り400枚くらいと聴いていたので、どうしても急ぐ必要がありました。
そして、ようやく入手できました。
証明書と一緒に渋峠ステッカー2枚も購入しました。
マスクはホテルの支配人さんのご厚意でいただきました。
この日、私がホテルに到着した時、渋峠ホテルさんは営業時間を終了してました。
ホテルに電話したところ、支配人さんのご厚意により購入することができました。
この場を借りて、御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
御礼を兼ねて、トイレの水募金に¥1,000寄付しました。
標高の高い場所ゆえにトイレ流し用の水の確保が難しい状況であることをホテルの張り紙から伺い知りました。
もし、渋峠ホテルさんに立ち寄ることがありましたら、トイレの水募金へのご協力をよろしくお願いします。

渋峠ホテルさんの看板犬マーカス君です。
お父さんのインディ君と同じゴールデンレトリバーです。
2匹ともマンガ『ろんぐらいだぁす!』に登場します。

「ワン ハッ ハッ」(インディー君)
「あ インディー君♪
久しぶりだね 元気してた?
あ~ん モフモフ カワイイ~♪
よしよし
?」(亜美ちゃん)
「葵ちゃん…… 犬が苦手だからって そんなに怖がらなくてもいいのに……
人なつっこくてカワイイよ~?」(亜美ちゃん)
「い いやだって……」(葵ちゃん)
「こういう葵はめずらしいな…」(雛子さん)
「アラアラ♪」(弥生さん)
「そう言って 前に亜美は……」(葵ちゃん)
「だ 大丈夫 今日は悪戯されるボンボンとかないし
のしっ(マーカス君)
「わっ」(亜美ちゃん)
「わふ♪ わふ♪」(マーカス君)
「あれ? 君は? カワイイー♪」(亜美ちゃん)
ペロ ペロ ペロ(インディー君&マーカス君)
「わわっ あはは くすぐったいよ~♪」(亜美ちゃん)
のしっ のしっ(インディー君&マーカス君)
「ちょ ちょっと待って そんないっぺんに・・・
にゃ~~っ」(亜美ちゃん)バタバタ
「ありゃ」(紗希さん)
「亜美ぃ~~」(葵ちゃん)
「かわいいからって 隙を見せすぎだな あれは」(雛子さん)
「そうねー」(弥生さん)
「にゃ~~っ」(亜美ちゃん)

インディ君はアニメ版にも登場しましたが、2019年11月19日に永眠しました。
ご冥福をお祈りします。
インディ君が生きている間に会いたかったです。
私が早く来られなくて、ごめんなさい。
インディ君の分も含めてモフモフして可愛がりました。

恐怖の豪雨ダウンヒル

渋峠ホテルさんでの目的を果たしたので、長野県側へ下ります。
湯田中を目指しておよそ25kmのダウンヒルです。
途中から雨が降り出しました。
先へ下れば下るほど雨脚が強まって、豪雨になりました。
後で知ったことですが、この時の降水量は1時間に40mmくらいになったそうです。
日本国道最高地点では祝福の雨に迎えられましたが、長野県側への下り坂では豪雨の手荒い歓迎を受けました。

自転車ロングライドでは峠道と悪天候が付き物なので仕方ありません。
雨具と防寒着を着込んだものの、空からの雨水と自転車の車輪が巻き上げる泥水で全身ズブ濡れになりました。
雨の下り坂はブレーキの効きが悪くて、自転車はすぐに止められません。
昔ながらのリム制動型のキャリパーブレーキを使っているからです。

最高速度は51.3km/hに抑えたものの、道路は小川のようになっていたり、鉄製のつなぎ目があったり、転倒の危険が高まりました。
傘なんて持っていかなかったし、傘を仮に差そうものなら、片手運転になりました。
その時、もし片手でブレーキをかけてもスピードを抑えられない恐れがありました。
また路面から衝撃を受けた際、ハンドルバーを握る手が滑って転倒する危険がありました。
路面に引かれた白線もスリップの原因になります

幸い無事に下山できましたが、転倒への恐怖があって、生きた心地がしませんでした。
入手したばかりの日本国道最高地点到達証明書は重ね着のおかげで雨水に濡らさずに済みました。
道の駅・信州やまのうちで雨がようやく上がりました。
そこから長野電鉄・湯田中駅へ移動して輪行する予定でしたが、雨で身体がズブ濡れなので電車に乗るわけにはいかず、輪行を諦めました。

長野電鉄の湯田中駅から輪行できなかったので、自転車で引き続き走り続けました。
先の豪雨は道の駅・信州やまのうちで降り止んで走りやすくなりました。
小布施町にある竹風堂さんで晩ごはんを食べようと思いました。
このお店は栗おこわが美味しいことで有名なんです。
19時30分過ぎに到着しましたが、お店はすでに閉店していました。
営業時間は18時まででした。
お腹が空いたよw。

空腹を抱えながら先へ進みました。
頭上の青い行先表示板を確かめながら、ペダルをひたすら回し続けました。
そして、21時前に長野駅の善光寺口に遂に到着しました。
今回の走行距離は93.6km、獲得標高1,895m、スタートから休憩も含めて11時間30分も経っていました。
自転車から転倒することなく、無事に走り切りました。
疲れてヘロヘロです。

善光寺へお礼参り

長野駅前にある長野プラザホテルで一泊しました。
ホテルのフロント係の人が親切で助かりました。

自転車ロングライド3日目は善光寺へお参りしました。
今回の渋峠越えロングライドがケガ無く無事に完走できたことを一光三尊阿弥陀如来【いっこうさんぞんあみだにょらい】(善光寺如来)様に感謝しました。
※善光寺境内は自転車乗り入れ禁止なので、自転車を輪行袋へ積み込んでお参りしました。

昔、東京→直江津320kmロングライドを実行した時も善光寺へお参りする予定でしたが、長野駅に着いたのが21時くらいだったので、お参りできませんでした。
このため、今回と合わせて2回分を一度にお参りしました。
今までに色んな場所を自転車ロングライドで走ってきました。
佐渡ロングライド210km、アルプスあづみ野センチュリーライド160km、三浦半島一周130km、つきみ野→伊東ナイトライド100km、しまなみ海道70kmなどなど。
どのロングライドでも大きなトラブルに遭うことなく、無事に完走できて良かったです。
この事も善光寺如来様に感謝しました。

竹風堂さんのご褒美ごはん♪

善光寺にお参りした後、長野電鉄に乗って善光寺下駅から小布施駅へ移動しました。

渋峠は今日も雲の中。

小布施駅から歩いて10分ほどで竹風堂さんに到着しました。

前日に立ち寄れなかった竹風堂さんで栗おこわ大盛の山家定食をいただきました。

とても美味しかったです。
輪行してきた甲斐がありました。
ご褒美は大事ですね。(1回目)

竹風堂さんの名物その2は、栗のどら焼です。

栗粒あんの名の通り、小粒の栗が入っています。
とても美味しかったです。
ご褒美は大事ですね。(2回目)

竹風堂さんの名物その3は、栗あんのソフトクリームです。
名前の通り、栗がクリームに練り込まれています。
冷たくて、とても美味しかったです。
ご褒美は大事ですね。(3回目)

以上の3品を食べずに今回の自転車ロングライドを終わらせるわけにはいきませんでした。
食わずに帰れるかw。

カブト虫のオブジェが素晴らしい。

竹風堂さんからの帰り道で長野電鉄の車両を撮影しました。
どこかで見たことのある車両たちです。

鉄道むすめの朝陽さくらさんはキレイ。

長野駅まで戻ってきました。
切符を買って北陸新幹線のホームへ移動して、新幹線の車両も撮影しました。

ホームに滑り込んで来る車両を連写したり、動画で撮ったり、バシバシ撮りまくりました。
満足できる写真と動画を撮影できたので、スマホのカメラ性能の高さに驚きました。
私は動いている被写体を撮るのがすごく下手だったんです。
SONY XPERIA5 IIIは私が今まで抱えていたスマホカメラの不満を十分に解消してくれました。
あさま号に乗って東京へ帰ります。

北陸新幹線の車両から景色を眺めながらJR東京駅まで戻ってきました。
東京駅の新幹線ホームで新幹線を各種撮影しました。
さすが東京駅。
過密ダイヤのおかげで、新幹線車両が次から次へと入線して発車します。
撮る方も構図を短時間でアレコレ考えたり、動画の撮り方を工夫したり、と試行錯誤しました。
プロカメラマンには全然叶いませんけどね。
1時間ほど撮影しました。

2022年は鉄道開業150周年に当たります。
またJR東日本の5方面の新幹線はそれぞれ周年を迎えました。
自動改札機の図柄が各新幹線の車両になっています。
鉄分を十分に補充して自宅へ帰りました。

もし、また渋峠にまた上ることがあれば、渋川ではなく、草津温泉で一泊して翌朝から渋峠を目指す方が良いと考えました。
そうすれば、日本国道最高地点や湯田中まで3時間くらい早く到着できると思います。
その時、上り坂用の軽い34Tギアを用意しますね。
自転車で走っている間、ゲリラ豪雨は勘弁してくださいw。

渋峠攻略が無事に終わったので、上り坂用の軽い34Tギアとこのギアに対応するリアディレイラーを購入しました。
今までのギアは29Tが一番軽いです。
これを34Tギアに交換することで、上り坂を楽に走れるようになります。

渋峠を29Tで敢えて上ったのは、『ろんぐらいだぁす!』聖地巡りの最後の締めだったからです。
自分のランクをトップグレードのDURA-ACEからセカンドグレードのULTEGRAへ落としたわけじゃありません。
見栄を張りたいなら購入しません。

20代の頃と違って、現在の脚力と渋峠への勾配が合わなくて余計に苦労したからです。
自分の身体と自分のロングライドに必要だから購入しました。
私はロード選手じゃなくて、ロングライダーですからね。
今度新しく組み立てる予定の自転車へ取り付けようと考えています。

相棒の引退

今までありがとう、私の相棒。
長年愛用した自転車を引退させることにしました。
私のロングライドを支えてくれた大事な相棒です。
FELT Z35 チームイシュー 2009年モデルで、2008年に入手しました。

乗らずに保管した時期も含めて、かれこれ15年間使ってきました。
東京→直江津ソロロングライド320km、アルプスあずみ野センチュリーライド160kmなど数々のロングライドを完走してくれた思い出深いフレームです。
カーボンフレームの耐用年数はおよそ10年と言われていますので、もう十分に頑張ってくれました。

2018年3月にZ35を整備中、ヘッドチューブの中にあるカーボンクロスが一部剥離していていたのを発見しました。
その時、手元にあった接着剤で簡単な応急処置をしたと思います。
それから騙し騙し大事に乗って、渋峠攻略まで温存させて、今回無事に完走できました。
相棒を引退させるにはちょうどよい時だと判断しました。

そして、改めてカーボンクロスの剥離を撮影しようとしたら、ただのフイルムがペロッと飛び出ていました。
たぶん、これは風船の残りカスだと思います。
メーカーがフレームを製造する時、フレームの内側から風船を膨らませてカーボンクロスを強く圧着させるために使用します。

カーボンクロスの剥離でなくて安心しましたが、フレームの経年劣化は避けられないので、やはり引退させることにします。
このまま使い続けても、フレームがいつか突然に折れて真っ二つになることを考えると、ひどい大ケガを負うかもしれません。
フレームからハンドルバーや車輪やクランクなどを取り外して、フレーム単体で部屋に飾ります。
これも大切な宝物です。

今回の自転車ロングライドは、これで終了します。
自転車を袋詰めして電車で運んで、旅先から自転車で走って、また袋詰めして電車で帰る旅行の様子がお伝えできれば幸いです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また、いつの日かお会いしましょう!

『I can go… as far as I want!
僕らはどこまでも行く
道が続く限りどこまでも行く
思い出すのは遠い昔、
初めて補助輪を外して走り出した時のこと
ロングライドは心の状態
10kmであれ
2400kmであれ
あなたにとって冒険ならば
それは立派なロングライドです』
※自転車ロングライドの同人誌『LONGRIDERS』より抜粋。

いかがですか?

渋峠を目指して、日本国道最高地点まで走ってみませんか?

『ろんぐらいだぁす!』©三宅大志・一迅社/ろんぐらいだぁす!製作委員会

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