UHC Performance (F4, F5, F6) ~FELT Fシリーズ グレード比較インプレッション~

坂バカプロモーションスタッフRYOです。
レースも一段落して最近の休日はゆるロングをしたりとゆったり過ごしてます。

この比較インプレッションもついにラストです!

第四弾はエントリーカーボン、UHC Performanceです

image

弾性率の高い高級なカーボンシートを使っているわけではありませんが、様々なユニディレクションカーボンシートを駆使し、フレーム部位ごとに細やかに積層枚数や角度を変化させています。

エントリーと言っても2010年モデルのF1と同じフレームです。

2016モデルだとF4、F5、F6に採用されています。

 

UHC Advanced + Textreme カーボンのインプレッションはこちら

UHC Ultimate + Textreme カーボンのインプレッションはこちら

Superlite Custom Butted Alloy のインプレッションはこちら

 

インプレ前に是非読んでほしい情報

※インプレ第一弾と同じ内容です。
まだ読んでない方は、是非読んでからインプレをご覧ください。

インプレッションと言っても、当然のことながら個人の感想です。
乗り手によって感想は変わりますので、是非、眉に唾をつけてご覧ください(笑)

 インプレする私の情報

・174cm  57kg
・平地は普通、登りと下りは比較的得意、スプリント力は皆無です(笑)
・絶対的なパワーは低く、どちらかと言えば心肺機能で走るタイプ。
・ヤビツ峠(名古木交差点~)のベストタイムは36分、和田峠は15分。
・ヒルクライムレースでは、だいたい上位10%程度。
・ロードレースは、ツールドおきなわ市民210kmでギリ完走できるかどうかという程度。JCRCはCクラス。

パワーライダーとは大きく異なるインプレッションになるかもしれませんのでご注意を。

 

評価の方法は「☆」で

最高評価は星五つ。
あくまでFシリーズをグレード別に比較した際の評価です。
他ブランドやモデルと比較したインプレとは異なりますのでご注意を~

 

エントリーカーボン、UHC Performance

 具体的なモデルは、2016モデルのF5(54サイズ)です。

ロングライド、周回練習、通勤で、合計516km走りました。

バイクスペック

フォーク: UHC Advanced カーボン
コンポーネント:SHIMANO 105
ホイール: SHIMANO DURA ACE 9000 C24 TU
タイヤ: Vittoria Corsa CX 23c
サドル: Prologo NAGO evo Pro T 2.0
重量: 7.4kg(ペダル込)

可能な限り公平なインプレとなるよう、ホイールはすべてDURA ACE 9000 C24 TUに統一しています。
そのためタイヤの色がセンスに欠けていますが気にしないでください(笑)

 

剛性☆☆☆☆☆

F FRDやF1のような踏み始めの硬質な感じはありませんが、最後までグッと粘って負けない剛性があります。
スプリントやヒルクライムでも純粋な剛性の不足を感じることはないはずです。
それもそのはず、FELTではグレードに関わらず剛性値をすべて同じに設定しているそうです。

しなり☆☆☆☆☆

image

一番よくできてるなあと思うポイントはここです。
よくできたスチールフレームのような決してヤワではない絶妙なしなりが感じられます。
ギヤを掛けてペダルをリズムよく踏むと、自分が想像している以上に踏み続けられ、最高に気持ちいい!
踏みまくっても、疲労の蓄積を最大限抑え、重要局面まで脚を残してくれます。「何度でも踏み直せる」という感覚です。
また、疲れきった極限の状態でもバイクがふらつきづらく、多少ラフなペダリングでも進んでくれるのが特長です。

振動吸収性☆☆☆☆

振動は感じますが、フレームチューブがラウンド形状に近いものなので、角がありません。
下手なコンフォートロードより快適です。

加速スピード☆☆☆☆

F FRDやF1のようなスカッと一瞬で加速する感じはありません。
ただ、とてもギヤの掛かりが良いので踏み続けることでスピードをのせられます。

中速巡航性能(30~35km)☆☆☆☆☆

image

かなり優秀。踏んでも回してもいけます。
特に平地から緩斜面になった時に、勢いを保ったままリズムよく踏めば失速する感じがありません。

高速巡航性能(35km~)☆☆☆☆

どちらかと言えば35km以上よりそれ以下のスピードでの巡航が得意ですが、高速巡航時の特筆すべきはバイクの安定感。
メーターに表示されている速度ほど体感では速く感じません。それだけバイクが安定しているということです。

ヒルクライム性能☆☆☆☆

image

スチールバイクが軽量になったような走りです。踏み込むとタメがあるので、ダンシングが長く続けられます。
緩斜面では、リズムよく踏み込むと「ジワジワ」加速するのが癖になります(笑)

ダウンヒル・コーナーリング性能☆☆☆☆☆

どのグレードでもほとんど変わらないFシリーズならではの、キレがいいのに癖がないハンドリングです。
上位グレードと比べるとよりバイク全体に安定感があり、テクニックのないライダーでもより安心して下れます。

スプリント性能☆☆☆☆☆

image

加速の鋭さは上位グレードと較べると劣りますが、少し重めのギヤが踏みやすく、それに加えて脚がとにかく長持ちするのが素晴らしいです。
また、何度もスプリントやアタックを繰り返したりと、「踏み直す」場面で、F5の強みが生きると思います。
いわゆる「掛かりが良い」フレームです。

 

UHC Performance まとめ

UHC Performanceカーボンフレームの良さは、よく出来たスチールフレームのように疲労を抑え安定感を高める絶妙しなりがあり、なおかつスチールフレームより軽い走りと高い剛性を実現してるところ。

疲労をためる脚への反発が少なく、長く踏み続けられ、何度も踏み直すことができます。

さらに、ふらつきづらく、疲れきってラフなペダリングになってしまっても確実に進んでくれます。

1台目のロードバイク、果てはプロレベルであっても、自信を持ってオススメできるフレームです。

個人的にはもっとも乗ってて楽しいフレームでした!!

 

Fシリーズ グレード比較インプレッションまとめ

インプレを通して感じたのは、F FRDやF1にはそれならではの良さ、F5にはF5の良さ、アルミにはアルミの良さがそれぞれあること。

低いグレードが単に廉価版というわけではないと感じました。それぞれのグレードが、ライダーのレベルと速度に合わせた最適なライドフィールを目指して設計されていています。

ハイエンドはシリアスなレースシーンでこそその真価を発揮し、エントリーグレードは幅広いシーンに対応します。

すべてのグレードに共通しているのは、ロードレーサーの楽しさを感じられる非常に真面目でニュートラルな設計で、レースを見据えるすべてのライダーを裏切らない安心感でした。

 

FELT F Carbon シリーズの商品情報はこちら↓

http://www.riteway-jp.com/bicycle/felt/bikes/2016model/fc

 

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (11 votes, average: 4.45 out of 5)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。