第16回 金沢城(石川)

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【その一】 金沢城に登城しました。
【その二】 魚市場ランチ、のち兼六園。
【その三】 加賀百万石の城下町。
【その四】 自転車旅のお役立ちアイテム:ソノマ
【その五】 今回の城攻めは…
 
 

 
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金沢城
所  在 石川県金沢市
築城年代 天正8年(1580年)
城  郭 平山城
築城者 佐久間盛政
城  主 佐久間氏、前田氏
廃城理由 明治6年(1873年)廃城令により日本陸軍駐屯地に。
天  守 落雷により焼失
見  所 再建の櫓群、兼六園、城下町
最寄駅 金沢駅(JR)
 

 
【その一】: 金沢城に登城しました。
 
日本100名城 金沢城   【コメント:のぶ】
前回、北陸に到着した一行。七尾城にて神妙に朝餉をいただいた後、
 
  はい、金沢にやってきました。七尾線で南下して乗り換えなしの1時間半です。
 
  最初の目的地はバイクショップ keiGさん。輪行袋のチャックが壊れてしまったので急遽、買い替えます。ハイセンスな店内。奥はなぜかジュエリーショップになっていました。想定外だ。
 
  ロードバイクのお客さんが集まっていました。今朝はみんなで走りに行っていたみたいですね。keiGさん、お邪魔しました。ありがとうございます。
 
  さて、金沢城のお堀端に出てきました。きれいに手入れされ、緑に彩られた水堀。いもり堀と呼ばれているそうです。
 
  櫓台に登ってみました。金沢城、こちら側が現在の表の顔というべきか。
 
  反対側の大手堀は結構、無造作で、これはこれで味があります。
 
  兼六園の駐輪場で下馬して石川門から城内に踏み込みます。連休の中日で大勢の観光客が押し寄せていましたので、上手く紛れ込めました。
 
  受付で懇願されたので、仕方なくスタンプを押しました。
 
  金沢城で最も有名な眺めに近づいていく。菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓。名前が長くてやっかいですが、箔がつくというものでしょう。
 
  あの窓からびっしりと銃口が向けられていることを想像すると…。恐ろしい防御施設であったことが偲ばれます。
 
  五十間長屋の「間」は長さの単位。1間は6尺で、1尺はだいたい30センチだから…うーん。
 
  とにかく、中にも入れます。一般公開、兼六園とのコンボチケット500円。
 
  2001年に再建されたのですが、古の建築様式を再現したところに価値があります。釘を全く使わず、木材をパズルのように合わせて組み上げる。CGでの説明モニタもあり、日本人の技術力を再認識しました。
 
  階段の容赦ない急こう配も再現されています。ほとんど滑り落ちているわんぱく小僧。
 
  この平成の再建物がやはりこの城の最大の見所です。現在も再建の拡張をしていましたので、再訪が楽しみです。説明書きによると天守などは何度も落雷にあった歴史があるようで雷には十分な警戒をお願いします。
 
【その二】: 魚市場ランチ、のち兼六園。
 
日本100名城 金沢城   【コメント:阿部ちゃん】
金沢でも海鮮ムードは止まりません。金沢城から程近い近江町市場へ足を運びます。
 
  なんということでしょう。「宝石箱」というフレーズを無意識にこぼしそうになるほどの鮮やかさではありませんか。
 
  市場の中にあるお店だけあって鮮度は抜群です。金沢城へお越しの際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。とてもおいしかったです、天丼。
 
  【コメント:のぶ】
腹ごなしに大名庭園の散策へ。夏の終わりの兼六園でございます。
 
  庭の知識はありませんが、心が落ち着きます。庭とは感じるものだ、と少し納得。
 
  公開茶会が催されている様子。
茶の湯は私たちにはまだ早い。
 
  自転車を回収して、城下町の見物に出かけます。
 
【その三】:加賀百万石の城下町。
 
日本100名城 金沢城   【コメント:阿部ちゃん】
未だ城下町風情が衰えない街、金沢。駅から少し離れた所に武家屋敷跡がございます。東京の神楽坂を彷彿とさせる雰囲気に若干委縮しております。
 
  この中に現在資料館にもなっている「野村家」という古い邸宅がございます。かつて北前船交易に携わったあの久保彦左衛門さんが移築したものだそうです。あべの故郷「酒田」とも縁の深い北前船。俄然興味津々です。
 
  早速自慢の甲冑に迎え入れていただきました。人類一の甲冑好き「和田です」さんがここから一歩も動かなかったとかそうでないとか。
 
  主人然としてたたずんでおられる、のぶさん。遠い将来の有りし姿を存分に思い浮かべていることでしょう。
 
  約200年前の先人のセンスの高さにすっかり魅了された三人。加賀100万石をリアルタイムで目にしたかったと思わされました。
 
  中安旅館から少し離れたところにひがし茶屋街という観光地がございます。明治から大正の雰囲気を醸し出す街並み。夏目やら正岡やら島崎やら谷崎やらがこぞって籠りに来たことでしょう。
 
  金箔工芸でもお馴染みの金沢。なんと金の蔵が聳え立っておりました。同名の居酒屋さんは東京でも見かけますが、本物を見るのは初めてです。
 
  大量の金を目にすると人はこういう表情をするんですね。
 
  気づけば今日のミッションも終了です。おそらくまだまだ見落としているところは数多あるでしょうが、まずはお疲れ様でした。今夜は「和田です」さん一押しの名店「あかめ寿司」様で打ち上げます。
 
  ここまで海鮮攻めで来ましたが、この辺で郷土料理もご紹介させていただきます。金沢名物「治部煮」です。中身は店によって違うらしいですが、お雑煮のお麩バージョンです。今までのお麩の概念が一気に覆る程の味わい&食感。ちなみに石田治部少輔三成とは無関係だそうです。
 
  そして本日のスペシャルゲスト、「赤ちゃん」です。なんと我々と同じ東京からお越しとのことで、非常によくしていただきました。
 
  おそらく80万石程攻め切れてないところはあると思いますが、まずは金沢城攻めは無事終了です。日本にはまだまだ見るべきところがたくさんあることを全力で思い知らされた気がします。城攻めカウントダウン実行委員会より金沢を「住みたい街NO.1」と勝手に認定させていただきます。
 
【その四】:自転車旅のお役立ちアイテム:ソノマ
 
日本100名城 金沢城   【コメント:阿部ちゃん】
ソノマ、ソノマ。
いわゆるツーリング用のスポーツバイクです。ツーリングタイプを銘打っているだけあって、ちょっとした旅には持って来いの1台。
今回はフリーロードを搭載しましたが、ダボ穴がちゃんと付いているので一般的なキャリアや泥除けの取り付け可能。これで、快適な旅をお約束します。
 
 恥ずかしながらしっかりライトウェイ車に乗車したのが初めてなのですが、百聞は一見にしかず。今東京で人気のスチールフレーム。見た目のカッコよさはもちろんのこと、重さを全く感じず、日本人の体型に合わせたフレーム設計により無理なく乗車することができました。

 あえてのカンチブレーキはベテランのサイクリスト様には涙ものでしょう。またツーリングに付きものの輪行に対応すべく、NVOステムを採用しておりますので、パッキングも楽々。

 
 
 ダブルレバーは少々訓練がいると思いますが、変わったタイプのスポーツバイクに乗りたいという方には是非おススメです。
 
   2012モデルのライトウェイ車には、自分でできるもんキャンペーンと題しまして出先のトラブルを解消してくれるアイテム(ミニポンプ、インナーチューブ、タイヤレバー、マルチツール、サドルバッグ)をなんと1台につき1セットお付けしておりますので、安心&満足の自転車旅行をお約束致します。

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 ソノマで一緒に地球を楽しみましょう。
 詳細はお近くの取扱店まで。

 
【その五】:今回の城攻めは…。
 
今回の旅を振り返ると…
日本100名城 金沢城   【コメント:のぶ】
七尾からスタートしたということですから金沢に南下して行きます。
今回の北陸編は石川、富山と回るわけですが、一番遠くまで最初に行って最後は一番近くから輪行するのが帰りが楽だろうということで、
七尾 ⇒ 金沢 ⇒ 高岡 というルートにしました。
 
しかし実は、金沢の町は見所が多く、時間も使うことから夜行列車の朝一で金沢に着いて丸一日使う、金沢 ⇒ 七尾 ⇒ 高岡ルートが正解だったように思います。

 七尾城から金沢城までは、七尾街道を南下して70km弱。私たちは金沢での時間確保を優先して輪行を選びましたが、時間に余裕のあるプランでしたら自走するのもいいなと思います。

 
   金沢は城と庭園もさることながら、武家屋敷やひがし茶屋、主計町茶屋街などの風情ある城下町、美術館の数々など見るべきところが多く、歩けない距離ではないですが、数か所訪れるとなると時間節約の面や移動の気軽さからも自転車での散策が機動力を発揮してくれます。
 
 実際のところ、充実した城下町ほど自転車が城巡りのアイテムとして便利です。
景観を楽しみながら移動できるのもメリットでしょう。
 
 
 
2011年10月7日(金) 目的地:七尾(石川県)
移動:上野 ⇒ 七尾  旅のテーマ:夜行列車で輪行
タイムテーブル 旅費 (一人分)

23:33 上野発 夜行列車 夜行列車+在来線 乗車券
    (上野-津幡-七尾  片道)
    ¥8,090
    夜行列車特急券
    (上野-津幡  片道)
    ¥1,770
2011年10月8日(土) 目的地:七尾城
移動:津幡駅 ⇒ 七尾城  旅のテーマ:七尾ヒルクライム!
タイムテーブル 旅費 (一人分)

06:25 津幡着  
06:44 津幡発 上記に記載。
07:59 七尾着  
宿泊 料理旅館 七尾城
石川県七尾市矢田町21号鉄砲山2-16
TEL:0767-53-1223
¥8,500
朝・夕食付。露天風呂。
魚介ずくしの食事に大満足。
2011年10月9日(日) 目的地:金沢城
移動:七尾 ⇒ 金沢  旅のテーマ:加賀百万石の城下町
タイムテーブル 旅費 (一人分)

08:52 七尾発 在来線 (七尾-金沢 片道)
10:27 金沢着 ¥1,280
宿泊 中安旅館
石川県金沢市尾張町1-10-31
TEL:0767-231-3128
¥6,825
素泊まりにて夜は金沢の街を探索。
2011年10月10日(月・祝) 目的地:高岡城
移動:金沢 ⇒ 高岡 ⇒ 富山  旅のテーマ:北陸を後にして
タイムテーブル 旅費 (一人分)

08:50 金沢発 在来線 (金沢-高岡 片道)
09:27 高岡着 ¥740
11:15 富山へ自走  
12:20 富山城着  
14:50 富山発 特急+新幹線 (富山-越後湯沢-大宮)
16:54 越後湯沢着 ¥11,400
17:02 越後湯沢発  
17:54 大宮着  
 
<参考:北陸編の旅費>
※食費は別。別腹。
①移動 (ひとり片道)
夜行列車+在来線 乗車券 上野-津幡-七尾 (片道) ¥8,090
夜行列車 特急券 上野-津幡 (片道) ¥1,770
在来線 七尾-金沢 (片道) ¥1,280
在来線 金沢-高岡 (片道) ¥740
特急+新幹線 富山-越後湯沢-大宮 (片道) ¥11,400
¥23,280
②宿 (一人分)
料理旅館 七尾城(七尾) 朝・夕食付。露天風呂。魚介ずくしの食事に大満足。 ¥8,500
中安旅館(金沢) 素泊まりにて夜は金沢の街を探索。 ¥6,825
¥15,325
 
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