第4回 甲府城・武田氏館(山梨)

第4回甲府城の回 ページメニュー
【その一】甲府へ
【その二】甲府駅南口
【その三】稲荷櫓の麓
【その四】遊亀橋
【その五】武徳殿
【その六】天守曲輪
【その七】本丸
【その八】天守台
【その九】稲荷櫓
【その十】数寄屋曲輪
【その十一】恩賜林記念館
【その十二】鍛冶曲輪門
【その十三】舞鶴通り
【その十四】武田通り
【その十五】武田氏館
【その十六】武田神社
【その十七】宝物殿
【その十八】武田神社境内
【その十九】土塁跡
【その二十】武田神社境内
【その二十一】甲府城跡発掘調査現場
【その二十二】喜久の湯
【その二十三】甲州ほうとう 小作
 

 
甲府城
所  在 山梨県甲府市
築城年代 16世紀末
城  郭 平山城
築城者 豊臣恩顧の大名 浅野長政・幸長ら
城  主 加藤光泰、浅野長政・幸長、徳川氏、柳沢氏
廃城理由 明治6年(1873年) 明治政府の廃城令により
天  守 天守台のみ
見  所 高石垣、復元された稲荷櫓、舞鶴城公園の四季
最寄駅 甲府駅(JR)
 
武田氏館(躑躅ヶ崎館)
所  在 山梨県甲府市
築城年代 永正16年(1519年)
城  郭 平城
築城者 武田信虎
城  主 武田家3代(信虎、信玄、勝頼)
廃城理由 武田氏滅亡後、甲府城に政庁が移る
天  守 無し
見  所 武田神社、宝物殿
最寄駅 甲府駅(JR)
 

 
【その一】:甲府へ <コメント:のぶ>
 
  またしても集合は高尾駅。ホームにはなんと、輪行でいく女の子が。
甲府に女の子三人で走りに行くという。女子輪行とは、やりますね。仲間の到着待ちということでお先しますが、また会いましょう!
 
  ルートの確認に余念なし。
甲府駅前の甲府城、一転、北上して武田氏館。甲府には二ヶ所の百名城が配置されている。
最後は地元の銭湯に入りたいのだ。
 
【その二】:甲府駅南口 <コメント:のぶ>
 
  駅前銅像シリーズ。
甲斐の首都「甲府」といえば、この人しかいないでしょう。
 
  信玄入道を自らに模写する阿部。
こんな言葉を遺したと云われています。
人は城、人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり。
 
  いくら技術が進歩しても人の心が結束しなければなーんも守れやせん。
 
  名言は今でも通じるから名言なんです。
 
【その三】:稲荷櫓の麓 <コメント:のぶ>
 
  しかし駅前の甲府城は武田の城ではありません。武田家も北条家も滅びた後、豊臣秀吉がこの地に築城を命じました。
 
  関東に徳川家康がおり、関八州256万石への警戒心、それを形にしたのがこの甲府城。
 
  この石垣は見上げる高さ。
大阪中央の技術をもって建築された城。
これまで訪れた城でこれだけの高石垣は初めてです。
 
  この稲荷櫓は平成16年に復元。
 
  下から覗く穴は石落。
敵に石を落とす防衛設備です。
石垣も高いし、
ここから攻める気にはならんな…。
 
【その四】:遊亀橋 <コメント:のぶ>
 
  本丸を曲輪が取り巻く縄張りは今は舞鶴城公園と呼ばれ整備されています。
 
  水掘があると入城するときになぜか気が引き締まります。

往時の風景を想像しやすいからでしょうか。

 
【その五】:武徳殿 <コメント:のぶ>
 
  武士の本拠らしく剣術の形を鍛錬する剣道場。
 
  その武徳殿から慰霊碑を見上げる。
城跡に慰霊碑が多いのは日本陸軍が駐屯地や本営として活用したためです。
 
【その六】:天守曲輪 <コメント:のぶ>
 
  ここまで坂を上ってきましたが、意外に高くにいるのでびっくり。
既に城下が見下ろせます。
 
  甲府城は鉄門(くろがねもん)を復元中の様子。
瓦版で現状報告がされています。
よきコミュニケーションというやつですね。
 
  ここで阿部が見上げているのは、
 
  天守台の高石垣。
この上に天守があったかなかったかは諸説あるようですね。
 
  隅石も固く積み上がり、頭の後ろがざわざわするような造形美を形作る。
 
  紅葉も映えていました。
 
【その七】:本丸 <コメント:のぶ>
 
  本丸跡にも何故か石垣。
説明書きには暗渠(あんきょ)とあります。水をうまく排水するためのものらしい。
しばらく辺りを探してしまいました。
 
  あー、これのことか。
 
  この塀には狭間と呼ばれる穴が並べられています。
 
  そう、この通り。

弓や鉄砲で外敵を狙うためです。

 
  この狭間で門の周りを囲ったり、どの方向に設置するかで城の防御力が変わり、築城プランナーの力量が問われます。
 
【その八】:天守台 <コメント:のぶ>
 
  天守台にも登れます。
見晴らす甲府の街もいいですよ。
明治天皇も上られたそうです。
 
【その九】:稲荷櫓 <コメント:のぶ>
 
  最初に下から見上げた稲荷櫓。
復元されて中は博物館として機能しています。

そして、百名城スタンプもここでゲット!

ひかえい、おのおのがた。

とか言い放ってバカにされます。でもうれし。

 
  石落が上から覗けるのも入場できる櫓ならでは。
この稲荷櫓に近づく輩は生きて返さぬ!とかテンションしだいで叫びたくもなるもの…。
 
【その十】:数寄屋曲輪 <コメント:のぶ>
 
  紅葉を見ながらの下城。

かつて鶴が舞うようだと称された甲府城。本来の姿を取り戻すべく復元を着実に進めています。

 
  公園内は観光客が押し寄せるでもなく、落ち着いた雰囲気で城跡散策が楽しめます。
大人のパワースポットとしてもっと評価が高まってもいい。
 
【その十一】:恩賜林記念館 <コメント:のぶ>
 
  ここに観光案内所が。

B級グルメ大賞の甲府名物「鳥もつ煮」、今日は必ずいただかないといけないな。

 
  ボランティアガイドさんもいて説明してくれます。
最近、市の建物を建設する工事現場で石垣跡が発掘されたという。
なんとこの日は偶然にも一般公開日!
 
【その十二】:鍛冶曲輪門 <コメント:のぶ>
 
  場所は城の目の前。
あと二時間ほどで始まるそうだ。
 
  武田氏館に行ってまた戻ってこよう!
自転車の機動力、ぼくらの旅に大きな助け。
 
【その十三】:舞鶴通り <コメント:のぶ>
 
  甲府城に再会を約し、一路、武田神社へ。

「人は城…」の言葉通り、本拠地を要塞としなかった武田信玄は文字通り、館に居住していました。
通称、躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)。
実際には背後に山城を備えてはいました。大名に抜け目なし。

 
  <コメント:阿部ちゃん>
行きしなに随分趣きのある建物発見。ポーズで御察しの通りポリスです。
 
  またまた気になるモダンバス。
対面にはイエローバージョンが聳えてます。
 
【その十四】:武田通り <コメント:阿部ちゃん>
 
  しかし毎度ながら簡単にはたどりつけません。急遽開催甲府ヒルクライム。
 
  <コメント:のぶ>
山梨大学キャンパスには武田の部将・秋山信友の屋敷が所在していたと伝わっています。
武田二十四将に数えられる名声の持ち主でこういう人が信玄に「人は石垣…」と言わせたんでしょう。
 
  無事武田氏館到着!今日も登った登った。
神社なのに百名城。心躍ります。
 
【その十五】:武田氏館 <コメント:阿部ちゃん>
 
  ちゃんと案内板ございます。
別名躑躅ヶ崎館。
 
  ヒルクライムの後はステップアップ。
遠いぜ武田ん家。
 
【その十六】:武田神社 <コメント:阿部ちゃん>
 
  神社のしきたりちゃんと守ります。
 
  困った時の神頼み。
今年の無事を祈ります。のぶさん本気過ぎ。
 
【その十七】:宝物殿 <コメント:阿部ちゃん>
 
  敷地内には博物館もあります。
ミニたむけんがお出迎え。
当然インします。
 
  館内唯一の撮影スポット。
ここぞとばかりにハイチーズ。
 
  お馴染みのスタンプタイム。
じわじわ増えてます。
 
  毎度毎度相変わらずきれいに押しますなぁ。
 
  そこに同じような百名城巡ラーと遭遇。
 
  スタンプ帳をちょいと拝見。
のぶさん完敗です。
 
  思わず名刺交換。
何やら学会の次いでのご様子。またどこかでお会いしましょう。
ホームページ見てね。
 
【その十八】:武田神社境内 <コメント:阿部ちゃん>
 
  敷地内ブラブラ開始。
能の舞台もあります。いつか我々も…
 
  なんて言うんですか静寂感。
 
  全然笑うとこじゃないんですけど。
 
  若干気取ってます。
森の効果はメガネをノせる。
 
  自然の恵みを実感中。
のぶさん今日も住みたい発言出ました。
 
【その十九】:土塁跡 <コメント:阿部ちゃん>
 
  何やら発掘現場を発見した御様子。
いわゆる土塁です。
 
  かつては大手と呼ばれたプレイス。
面影をほとんど無いですが、雰囲気は感じます。
 
【その二十】:武田神社境内 <コメント:阿部ちゃん>
 
  楓も色づく秋真っ只中。
 
  風流を感じる年ごろになりました。
 
  帰り際に太宰ストのぶさん興味津々。
太宰の愛した桜。
春にまた会いましょう。

<コメント:のぶ>
太宰治も甲府滞在中に訪れたそう。
甲府時代の太宰は希望がきらりと光る作品を書き上げましたね。

 
  まるで太宰の『富岳百景』のラストのように「はいからな用事」を頼まれてしまいました。
ここは小説に倣って待機する阿部でも写すべきだったのか?
富士によせたような信頼関係があるとは思えんが。
 
  <コメント:阿部ちゃん>
素敵な庭とも今日はお別れ。
いつか持ちたいと思う今日この頃でした。
 
【その二十一】:甲府城跡発掘調査現場 <コメント:のぶ>
 
  発掘現場に駆け付けると既に多くの市民の方たちが集まっていました。
 
  かつての大手門付近の遺構が数多く出土されたそうです。
瓦とか。
掘れば必ず何か見つかると予言されていたとのこと。
 
  ごつごつとした地下に眠る石垣は内堀の一部だそうです。
発掘された生石垣とはこのことか。
 
  石を割るために開ける矢穴もくっきり残っています。
 
  県の施設が作られるのか、どこかに移築されるのか。
それともこのまま保存されるのか。
地下だけ保存スペースとして建築してほしいですね。
先端技術で過去の技術を守ってほしい。
 
【その二十二】:喜久の湯 <コメント:のぶ>
 
  風呂でも浴びてあったまっていきましょうよ、というわけでたどり着いた喜久の湯さん。
 
  女将さんとパシャリ。
ここは甲府時代の太宰治が通った銭湯なのです。
 
  完全に昭和で時間が止まっています。
こういう場所をわざと作ろうとすると難しいんでしょうね。
空間の味、大切に。
 
  懐かしのアイテムたち。

お次は「和田です」さん、会心の一枚。

 
  ベストショットとは時に作為的に生まれるもの。
 
  湯冷めしないようにゆっくりしてから表に出るのが旅湯の鉄則。
 
【その二十三】:甲州ほうとう 小作 <コメント:阿部ちゃん>
 
  そろそろ腹ペコリナイツ。

これです。甲府と言えばのド定番!

 
  入口からいい味出てます。

おじゃましま~す。

【小作】さんHP

 
  ということで今日は長旅お疲れした!
 
  酒好きが愛してやまないメンツを揃えました。
 
  そしてキングオブBクラスグルメ!
鳥もつ煮です。今日の目的の半分はこいつです。
やっと会えたね。(辻 仁成)
 
  ノッてきたんでド名産も呼んじゃいました。
 
  ルネッサ~ンス。とは言ってません。メガネ男爵。
 
  最後は伝家のほうとうで締めましょう。
 
  今日も満足!御馳走様でした。次回は四国に攻め入ります。
 
参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (No Ratings Yet)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。