自転車旅行 第10回 千葉県

2012年 最初は千葉県 南房総の旅です。
 
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  いきなりですがお花畑、自然に、一面に、咲いているのかと思ったら畑で栽培しているのです。自然でも、栽培していても、抜けるような青空の下 2月に春を感じるには房総は最適ですね。
  前回、山口県で中原中也を楽しんだ11月から3ヶ月も経ってしまい、自転車も体もちょっと錆付いてしまいました。天気も良く、暖かくなって来たある日自転車を引っ張り出しました。
  自分で整備するのは気が遠くなるほど時間がかかりそうです。トーチャンがやると終る頃には出かける気がなくなるでしょう。そこでいつものルブランさんになるわけです。
  ルブランの野沢さんは整備も丁寧ですが、人当たりも柔らかく、私のような自転車を良く知らない人にもとても親切です。 皆さんも自転車を始めるなら、近所にやさしい自転車やさんを見つけると長く楽しめると思いますヨ。
  自転車に乗れなかった3ヶ月間、雪の地方を電車で遊んできました。乗られない自転車が雪に埋もれていました。
  富山の自転車やさんは雪の中でも頑張っていました。 サー 整備も済んでいよいよ房総へ向けて出発です。
  南房総館山までは車で出かけました。我が家からは都内を抜けてアクアライン経由が一番近いようです。ごちゃごちゃした首都高をぬけ海ほたるで一休み、写真では解りませんが富士山がとても綺麗でした。
  南国情緒たっぷりの館山でお昼は駅前のイタリア食堂。寒いから今日は自転車やめよう、と、サボることで意見の分かれたことはまず無い我が家、美味しいワインを頂いて、お店の奥さんとご一緒に。お薦めはスパゲティボンゴーレ。アー気持ちいい。
  こんなに天気は良く、まだまだ陽も高いのに、自転車乗らないで何しに来たんじゃ、と言いつつ館山の町を散策。大学生の頃に来たことがあるのですがまったく違っていました。何十年も前のことですから当たり前と言えば当たり前ですね。
  遠くに見えるお城。あれが館山城? 通りかかった女の子に訊くと、『この先のおどやさんの駐車場出たら左のほう』とのこと、ん?おどやって何だ?
  おどやさんは地元のスーパー。今回南房総を回っていて少なくとも5店はありました。埼玉で言えばイナゲヤと言ったところでしょうか?なんとまんぼうを売っていました。
  館山は流石に港町、地元の女の子はいなだを持ち上げて品定めしていました。
  館山城は滝沢馬琴の南総里見八犬伝で有名な里見氏のお城跡に昭和57年に復元したものです。八犬伝の資料館を兼ねていて、階上からは館山の街並みが一望できました。
  泊まった宿は素泊まりのみ。前日あのおどやさんで買ってきたたけのこご飯、アサリの味噌汁、なめこ汁、ミニトマトにイチゴの豪華ご朝食でいよいよ今年の初走りに出発です。
  宿のおばちゃんの見送りを受けて出発です。寒いし、久しぶりだし、なーんか緊張してしまいます。
  館山から千倉までは内陸の道です。去年の峠道に比べれば平らで助かりましたが、怠けていたつけでちょっとした坂で息が上がってしまいガックリトホホです。
  ここが館山と千倉の境、車も少なく快適な道でした。
  快適ではありましたが、水溜りは凍っていました。日向は暖かいのですが日陰は冷たく改めてまだまだ2月なのだと感じました。
  千倉からは白浜へ向かって南下です。あちらこちらにお花畑があり、房総に来た実感がわきました。キンセンカ、クロッカス、。。。フラワーラインには満開の花とビニールハウス、花摘みの人たちが一杯でした。花が終わると夏は海の家をやるとか。
  太平洋沿いの道を気持ちよく走りました。途中には休むのに丁度よい間隔で小さな漁港が沢山ありあまり疲れた感じがしませんでした。
  橋の上には素敵な美女、モデルは私よりもチョット若いかもしれません。
  さすがの私もこの真似は出来ませんでした。
  いよいよ白浜、白浜音頭の記念像のずーっと後ろに野島崎灯台が有るのですが写真では解りにくいですね。
  煙と何とかは高いところが好き、と言いますが、私たち二人とも高いところが大好きなのです。野島崎灯台は登れるのですが、狭い急な螺旋階段を上ります。狭い狭い、こっちが太いのかも。その甲斐あって眺望は360度。大満足の眺めでした。
  野島崎灯台の周りにはお土産やさんや食べ物やさんが沢山あったのですが時間が早かったので何も食べずに次の目的地洲崎灯台を目指しました。ところがその先には何も無い。ひたすら食堂を求めて走りました。
  泣きたくなる頃、根本と言う場所に牧水亭という食堂が見つかりました。この写真は食べ終わって帰るとき、ご主人と撮ったのですが、見つかった時は暖簾も出ていなくて、やってなかったらどうしようと心配でした。根本はわかめの産地だそうです。わかめうどんがとてもおいしかった。
  私がイメージしていた房総はこんな感じだったのです。それにしても見渡す限り何も無し。あそこで食べられなかったら、ここを泣きながら走っていたわけです。自転車もいいですけど、美味しいものが食べられ無い旅なんて、ネー。
  洲崎灯台は、野島崎とは対照的に観光化されえておらず、人も少なく、天気も景色も抜群でした。それにしてもあんなに近くにとんびが2羽飛んでいたのに、写ってないなんて、とーちゃん下手なんだからー。
  いよいよ内房になってきて遠くに三浦半島が見えます。岩の裏側にはもう館山が見えていました。ここまで来れば後一息、宿に着けば今日は美味しいものネ。
  さーもう館山港です。これだけ体動かしたんだから、さぞかし、、、、
  着きましたー。早いとこばらして、行こ行こ。
  と言うわけで、サンガ焼きでしょ、ゴンズイのてんぷらでしょ、フキノトウのてんぷらでしょ、とまーいつもの様になる私たちなのです。チョット変わったメニューにサバの塩締めというのがありました。おろし大根とポン酢でいただきました。
まだ体が慣れていないので翌日チョット筋肉痛でした。

でも天気も良く、風も弱く、景色も抜群でとても気持ちよく走ることができ大満足です。

これからだんだん暖かくなってくるので次々と予定を立てていきます。

 
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