平成29年秋の全国交通安全運動 サイクリスト向けポイント

こんにちは、自転車通勤担当のサキです。

弊社は警視庁から自転車安全利用モデル企業の認定を受けたこともあり、社内外に向けて安全な自転車利用を呼びかけております。

今年も秋の全国交通安全運動が9/21~9/30の期間で開始されます。

サイクリストの皆さまに特に関係する部分と具体的な対策をご紹介いたします。

平成29年 秋の交通安全運動

ポスターデータ提供:警視庁交通部 交通総務課様

推進項目で自転車に関わる部分と対策

各推進項目の中で、自転車関連部分を抜粋して、サイクリストが注意したいポイントを紹介します。

・通学路等における幼児・児童の安全の確保

「自転車安全利用五則」にあるように、自転車は原則車道を走る乗り物なので、歩道を走らないことで子供との接触を避けることができます。

事故の多い交差点では子供の飛び出しにも注意しましょう。

・高齢歩行者の死亡事故の特徴(走行車両の直前直後横断等の法令違反が多いなど)等を踏まえた交通安全教育等の実施

こちも子供と同じで、交通ルールを守って走っていても、高齢者の想定外の動きによって事故につながるケースがあります。
例えば車が渋滞している道路で自転車レーンを走っていて、停車車輌の間から高齢者が飛び出してくることもあります。
見えない所はいつも飛び出しがあると意識しながら対応出来る速度で走ることで事故を防止できます。

・反射材用品等の着用の促進

9月になると急に日が暮れるのが早くなってきます。
反射素材のベストやリフレクターが張り付けられたヘルメット、グローブ、シューズカバー、サドルバッグなどを積極的に選びましょう。

夜間の存在感向上には自ら光るのが一番なので、前照灯に加えてテールライトも早めに点灯させましょう。

・「自転車安全利用五則」を活用した前照灯の点灯等、交差点での信号遵守と一時停止、安全確認の交通ルール・マナーの周知徹底

夜間の前照灯点灯はもちろんですが、昼間もライトを点灯させて目立つようにしましょう。

信号遵守、一時停止など、交通ルールの基本を守りましょう。
自転車も一時停止の場所は全て守らなければいけません。

・自転車事故被害者の救済に資するための損害賠償責任保険等への加入の促進

自転車保険は自分のためだけでなく、被害者のためにも入りましょう。
弊社では会社補助を出して、自転車通勤をする人は全員加入することを義務付けております。

・二人乗り,並進,飲酒運転の禁止の徹底と,傘差し,スマートフォン等使用,イヤホン使用等の危険性の周知徹底

スマホを持って運転するのはもちろん、ハンドルバーに取り付けた状態で運転しながら操作するのもやめましょう。

・幼児・児童の乗車用ヘルメット着用の徹底と,高齢者や中学・高校生等の自転車利用者に対するヘルメットの着用の促進

まず大人がヘルメットを着用しましょう!
弊社では自転車通勤する人は全員ヘルメット着用が義務となっております。

・幼児を幼児用座席に乗車させる際のシートベルト着用と,幼児二人同乗用自転車の安全利用の促進

スポーツバイク向けにより安全な方法として、自転車用ベビーカーの利用もおすすめです。

・自転車通行空間が整備された箇所における走行ルールの周知徹底

自転車レーンの逆走、バスレーンと共通レーンでの無理なすり抜けなどはやめましょう。
自転車通行帯は道路の左端のため、自動車の死角になりがちです。交差点では自動車の左折に注意して、巻き込み事故が発生しないようにしましょう。
以下全国重点と、推進項目全文です。
気づいた人からマナーアップを始めましょう!!

1 全国重点

(1) 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止
(2) 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
(3) 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
(4) 飲酒運転の根絶
【趣旨】 全国重点を4点とする趣旨は以下のとおりである。
(1) 次代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず,依然として道路において子供が危険にさらされていること,また,高齢者の交通事故死者数が,交通事故死者数全体の半数以上を占め,その減少が強く求められていること,高齢運転者による重大交通事故が発生していること
(2) 秋口における日没時間の急激な早まりとともに,例年,夕暮れ時や夜間には,重大事故につながるおそれのある交通事故が多発し,歩行中・自転車乗用中の死亡事故が増加すること
(3) 自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの使用率がいまだ低調であること
(4) 重大事故の原因となる飲酒運転による悲惨な交通事故が依然として後を絶たないこと

第6 全国重点に関する主な推進項目

 以下のとおり各重点ごとにそれぞれ掲げる項目を中心に,参加・体験・実践型の交通安全教育や広報啓発活動,街頭での交通安全指導や保護・誘導活動を実施する。

 1 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止

(1) 幼児・児童の交通事故防止のための実施内容
ア 通学路等における幼児・児童の安全の確保
イ 安全に道路を通行することについての日常生活における保護者から幼児・児童への教育の促進
(2) 高齢者の交通事故防止のための実施内容
ア 高齢者による自身の身体機能の変化に対する的確な認識とこれに基づく安全行動の促進
イ 高齢歩行者の死亡事故の特徴(走行車両の直前直後横断等の法令違反が多いなど)等を踏まえた交通安全教育等の実施
(3) 高齢運転者の交通事故防止のための実施内容
ア 高齢運転者に対する加齢等に伴う身体機能の変化(例えば、認知機能の低下、疾患による視野障害の増加、反射神経の鈍化、筋力の衰え)が交通行動に及ぼす影響などの安全教育及び広報啓発
イ 自動ブレーキ及びペダル踏み間違い時加速抑制装置の搭載されたセーフティ・サポートカーS(略称:サポカーS)の普及啓発
ウ 運転免許証の自主返納制度,返納者への支援措置及び運転適性相談窓口の積極的な周知等による自主返納等の促進
エ 70歳以上の運転者に対する高齢者マークの使用促進,高齢者マークを表示している自動車への保護義務の周知徹底
オ 75歳以上の高齢運転者への対策を図るための改正道路交通法の内容の周知徹底
カ 高齢者の運転に関する家庭内での話し合いの促進

 2 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止

(1) 反射材用品等の着用の促進
(2) 自転車乗用中の交通事故防止のための実施内容
ア 「自転車安全利用五則」を活用した前照灯の点灯等、交差点での信号遵守と一時停止、安全確認の交通ルール・マナーの周知徹底
イ 二人乗り,並進,飲酒運転の禁止の徹底と,傘差し,スマートフォン等使用,イヤホン使用等の危険性の周知徹底
ウ 幼児・児童の乗車用ヘルメット着用の徹底と,高齢者や中学・高校生等の自転車利用者に対するヘルメットの着用の促進
エ 幼児を幼児用座席に乗車させる際のシートベルト着用と,幼児二人同乗用自転車の安全利用の促進
オ 自転車通行空間が整備された箇所における走行ルールの周知徹底
カ 自転車事故被害者の救済に資するための損害賠償責任保険等への加入の促進
(3) 自動車運転者に対する実施内容
ア 夕暮れ時における自動車の前照灯の早め点灯の励行
イ 夜間の対向車や先行車がいない状況におけるハイビームの使用の励行
ウ 子供,高齢者,障害者等に対する思いやりのある運転の促進
エ 運転中のスマートフォン等の操作等の禁止の徹底

 3 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底

(1) 後部座席を含めた全ての座席におけるシートベルトとチャイルドシートの着用義務の周知徹底
(2) シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の必要性・効果に関する理解の促進
(3) シートベルトの高さや緩みの調整,チャイルドシート本体の確実な取付け方法及びハーネス(肩ベルト)の締付け方等,正しい使用方法の周知徹底
(4) 高速乗合バス及び貸切バス等の事業者に対し,全ての座席におけるシートベルト着用を徹底させるための指導・広報啓発の強化

 4 飲酒運転の根絶

(1) 交通事故被害者等の声を反映した広報啓発活動等を通じた,飲酒運転を絶対に許さない環境づくりの促進
(2) 飲食店等における運転者への酒類提供禁止の徹底及びハンドルキーパー運動の促進
(3) 飲酒運転の悪質性・危険性を理解させるなど,飲酒運転をさせない運転者教育の推進
(4) 自動車運送事業者による点呼時におけるアルコール検知器の使用等,飲酒運転の根絶に向けた取組の実施

 

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