ディスクロードの軽量化に KCNC 「カスディター ディスクローター」 超軽量ローター インプレ レビュー

坂バカスタッフRYO です。軽量ディスクローターと言えばKCNCの「レーザー」。世界最軽量レベルのローター(140mmでは調べた限り世界最軽量)でありながら高い制動力が特徴です。

KCNC レーザーローター 紹介ブログはこちら

レーザーはシンプルなフルステンレス素材ですが、最近増えているアルミのアームとステンレスの制動部を組み合わせたツーピース構造のローターが登場したので紹介します。

 

カスディターディスクローター

SUS420ステンレス製ディスクを、7075アルミニウム合金製スパイダーで挟んで、ステンレスリベットで固定したツーピース構造。カラーアルマイトによる4色展開です。

 

KCNCセンターロックアダプターとレーザーローター
KCNCセンターロックアダプターとレーザーローター

固定は6ボルトですが、KCNCのセンターロックアダプターを併用することで、センターロックタイプのホイールにも使用可能です。

KCNCカスディターディスクローター商品ページ

 

ツーピースでも世界超軽量レベル

実測重量は140mmで66.5g。

160mmで77.5g。

ボルトは一般的なステンレス製で6本(ローター1枚分)で13g。

ツーピース構造ながら驚きの軽さに仕上がっています。ちなみに一般的なローターは100〜150gです。フルステンレスのKCNC レーザーローター(140mmで62gは調べた限り世界最軽量)と比べるとわずかに重いですが、ツーピース構造のメリットを持ちながらここまで軽ければ満足です。ディスクロードの軽量化としてコストパフォーマンスは抜群です。

 

制動力に不安はないか?

ここまで軽いと制動性能に疑問を感じるかもしれません。結論から言うと、意外なことにしっかり効きますし、コントロールも純正品と違和感ありません。ちなみにディスクパッドと接触する制動面はレーザーローターと共通ですので、制動性能は同じです。

 

ツーピースの効果は?

KCNCの説明によるとステンレスの制動部をアルミのスパイダーで挟んだ構造により、ブレーキングの発熱によるローターの変形を軽減するということです。熱伝導率が低く熱が溜まりやすいステンレスに対して、熱伝導率が高く熱の発散に優れるアルミを配することで放熱を促すということなのでしょう。正直に言うとこの効果はよく分かりませんでした(笑)。ただ少なくとも私がロードバイクで使用して変形や音鳴りは発生していませんので、一定の効果はあると言えます。

 

まあそれよりも重要なのは見た目です。カッコイイから細かいことはいいじゃなあないですか(笑)

 

気になる点としては私の使用したローターでは初期状態でわずかな歪みがあり、最初に歪みを取る必要がありました。ただそれ以来歪みは発生していませんし、複雑な歪みではないので修正もサクッと可能でした。アルミスパイダーですので、修正の際はごく軽い力で優しくお願いします。

また軽量なだけあって寿命は一般的なローターより短いです。ディスクローターは摩耗する消耗部品ですので、必ず定期的に厚みのチェックをお願いします。初期状態が1.8mmで1.5mmになった時点ですぐに交換をお願い致します。ご参考に体重58kgの私の場合、フロントが3,000km程度、ちょうどブレーキパッド交換と同じタイミングで交換が必要でした。もちろん体重だけでなく使用環境によっても寿命は大きく異なりますので厚みチェックをお忘れなく。

 

制動性能を損なわずに軽量化が可能です!!

KCNCカスディターディスクローター商品ページ

参考にならなかったまあまあ参考になった面白かった感動した (8 votes, average: 3.88 out of 5)
読み込み中...

↑星マークをクリックして、記事の評価をお願いします!
一番左が最低、右が最高評価です。