フェルト ベルザスピード50 実走インプレッション

こんにちは、自転車通勤担当のサキです。

今回はFELTのVERZA SPEED50を実際に通勤で使って乗り心地をインプレッションします。

私は身長176cmなので540サイズをチョイスしました。

ヘルメットは装着していないように見えますが、エアバッグ式ヘルメットのHOVDINGを着用しているので安心してください!!

標準の32Cタイヤでまず走ってみて、思ったよりも乗り心地が良かったので細い23Cタイヤにカスタムもやってみました。


FELT VERZA SPEED 50

ぺダリングの軽さ

乗り出してまず感じるのが反応の良さです。

5万円のクロスバイクでここまでスイスイ加速できることに驚きました。

クランクもホイールも決して高剛性と言えないエントリークラスが装備されていますが、BBとダウンチューブのしなりが少なく、ロードバイクのように軽く加速できます。

開発を担当したロバートさん、アランさんに取材した時も言っていましたが、特殊な切り欠きのあるワイドダウンチューブを使用することで、BB剛性を向上させているそうです。

 

振動吸収性

もう一つの素晴らしい点が乗り心地の良さです。

弓なりに曲がったシートステーが細かな振動を吸収してくれる設計とは聞いていましたが、これも期待値以上でした。

ベルザスピード クロスバイク  シートステー

アスファルトの荒れた部分や段差を乗り越える時に、スッとタイヤが持ち上がっているような感覚で乗り越えてくれます。

靴に例えると、家から駅まで走るのに、ソールの硬い革靴で走るか、ランニングシューズで走るのかのような違いです。ベルザならランニングシューズで走っている感覚です。

走行時間の短い自転車通勤であっても、ガンガン振動が伝わるバイクだと疲れやすくて、乗るのが面倒になってきてしまいます。

普段はクロモリフレームのツーリングバイクに乗っていますが、アルミフレームなのに、クロモリよりも振動を吸収してくれる印象です。

フレームは素材ではなくチュービングのテクニックなのだなあと改めて思い知らされました。

フレームの魔術師、ジムフェルトのこだわり恐るべし。

 

 

 

さらにタイヤをカスタム

フレームが快適なので、思い切って細い高圧タイヤにカスタムしてみました。

かなり乗り心地の悪い700×23Cの細いレースタイヤに交換しても、通勤に使っても良いと思えるレベルです。

23Cに変えるとかなり加速が良くなるので、慣れてきてスピードレンジを上げたいと思ったらタイヤのカスタムにも是非トライしてみて欲しいです。

 

 

変速性能

シマノのアルタス3×7段で、5万円クラスとしては標準クラスです。

コストパフォーマンスを追求したクロスバイクであればリア8段変速も存在しますが、通勤に使う分にはリア7段で十分です。

一番重いトップギアが14Tなので、長い下り坂で全力で回した時にギアが足りないと思う場面もありますが、そんな走り方をする人はほとんどいないでしょう。

シフターはレバーが大きいので、軽い力でフロント変速がスッと変えられます。起伏のあるコースでフロントギアをアウター、ミドルと頻繁に変える人には嬉しいポイントです。

ライディングポジション

フェルト ベルザスピード50 クロスバイク

ハンドル位置はやや高めで、リラックスしたポジションです。

スポーツ自転車にありがちな、腰や腕への負担が少なく通勤、フィットネス用としてはピッタリです。

上体が起きているので、前方の視界が良く、先の道路状況も把握しやすいです。

デメリットは強風時は風の抵抗を受けやすいので、スピードを追求したい人はもっとレーシーなクロスバイクを選んでも良いかもしれません。

乗って分かったこと

グリップは手が痛くなりにくい、エルゴノミックグリップが装備されています。

とっても快適なのですが、標準の組み付けだと握り方によっては、少しずれてしまいます。

ハンドルとグリップの固定力の問題なので、乗ってみて回る場合は購入店でグリップを接着剤で固定してもらうか、ロックオンタイプのグリップに変えれば解決できます。

 

サドルは肉厚で柔らかいのは外観からも分かります。

実際に乗ってみると、ズボンとの摩擦力が強く、一度お尻の位置を決めると、ほとんどずれません。

これは好みが分かれる所だと思いますが、しっかりお尻の位置が決まった方が、ぺダリングは力強く回せるので、速く走れます。

デメリットとしては、サドルに跨った状態で、こまめに座る位置を変えたい人は体重を50%ぐらい抜かないと動かないので、やや面倒に感じるかもしれません。

これからクロスバイクを買う初心者の人がどっちのタイプかは乗らないと分からないので、乗ってみて気になる場合はサドルを交換したくなるかもしれません。

いずれにしても、柔らかいのにペダルにパワーをかけやすい、特徴のあるサドルが装備されています。

ベルザスピード50のおすすめ用途

片道30分の自転車通勤。

週末はサイクリングロードで1時間の運動。

近くのカフェまでフラッとお出かけ。

1時間以内の移動や運動にはピッタリなクロスバイクです。

私のようにキャリアやフェンダーを装備すれば、買い物や雨の日でも走れる仕様にもできます。

普段のライフスタイルにマルチに使える高性能クロスバイクがベルザです。

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