こんにちは、ライトウェイ開発責任者のサキです。

今回は6種類あるライトウェイの自転車から、ピッタリな1台を選ぶための比較をします。
まず以下の表でそれぞれのタイプを大まかに区分けました。

自転車の選び方としては、1回の走行時間/距離を基本に選んで頂くのがおすすめです。

走る距離/時間

30分以上走ることを想定している方には、シェファード、スタイルス、ソノマの3モデルがおすすめです。

パスチャーでも40分走れないわけではありませんが、短時間走行向けのクロスバイクは前傾が緩いので上半身は楽ですが、お尻が痛くなりやすいのがデメリットです。
走り慣れている人でもパスチャーで30分走ると結構お尻が痛くなってきます。

シェファード、スタイルス、ソノマの比較

・ソノマ

ソノマアドベンチャー2019

30分以上の走行を想定しているシェファード、スタイルス、ソノマの中でも推奨乗車時間を変えています。
一番長いソノマはドロップハンドルを装備しているので、適度な前傾とハンドルを持つ位置が自由に選べるので、長距を快適に走ることができます。

・スタイルス

シェファードと似たフレーム設計ですが、スタイルスはクラシックな見た目を優先してパーツアッセンブルを行っています。
具体的にはサドルとグリップ、ハンドルバーです。シェファードは最新のエルゴノミック形状とソフトな素材を使用しています。
スタイルスはグリップは一般的な丸タイプ、サドルはスポンジフォームのベースにリベットという昔からあるスタンダードな組み合わせなので、座面は硬めでどうしてもお尻が痛くなりやすくなってしまいます。
ライダーとのフィット感を追求した次のシェファードに比べると長時間走行時の快適性で劣りますが、ビンテージバイクの見た目が好きで、短距離移動がメインの人にはお勧めです。
逆に言うと、長距離ライドに向かない部分はサドルの硬さとグリップだけで、前傾姿勢はシェファードと同じです。なのでサドルとグリップをシェファードのパーツにカスタムすればロングライドに使うことも可能です。細見のクロモリフレームが好きな人で、ロングライドに挑戦したい方はそのようなアプローチもおすすめ。

乗り心地(振動吸収性)の部分で言うと、フレームでの振動吸収はクロモリなので、アルミのシェファードに比べて優れていますが、トータルの乗り心地はどちらも2020年モデルからほぼ同等になりました。
違いはタイヤの性能です。どちらも独自開発したフルグリップタイヤを装備していますがスタイルスは茶色のゴムをサイド部分に重ねているのでタイヤがやや硬めになります。
シェファードのブラックタイヤはタイヤサイドの柔軟性が高いので、タイヤの振動吸収性は抜群です。
このタイヤの性能差がフレームの差を埋めているので、シェファードもスタイルスも快適性は同等レベルになります。
極上の乗り心地を求めるなら、スタイルスにシェファードのブラックカラータイヤ履かせれば最強です。


・シェファード

サイズ毎にホイールサイズを変更することで前傾姿勢が強めのクロスバイク、他のクロスバイクと比較してライディングポジションが異なるので、お尻が痛くなりにくいフレーム設計。
その分ハンドルを握る手に負担がかかりますが、面で手を支えるエルゴノミックタイプにすることでバランスを取っています。
タイヤも35Cと太くしていることで、ハンドルの安定性と地面からの衝撃吸収性を高めています。
30分以上走った時に問題になる、お尻と手の痛みを軽減するスペックを充実させているので、2時間ぐらいまでなら余裕で走ることができますので、週末のサイクリングに最適です。
2020年モデルからはクランク長を最適化することで、よりお尻の痛みを軽減してロングライドを快適に走ることが可能になりました。
最小サイズは152mmというクランク長(ペダルを支えているアーム)をカスタムオーダーして作っています。身長の1/10より少し短いぐらいが最もペダルが回しやすく、骨盤も安定するのでお尻が痛くならないクランク長です。
一般的なメーカーサイズは欧米向けが中心なので、最小サイズは165mm。これだと身長170cmでないと上手くペダルが回せません。身長150cmから対応するために特注でクランクを作成し、152mm、160mm、170mmという刻みでクランク長をフレームサイズ別に設定しています。

・シェファードシティ

シェファードシティ2019

   

 

シェファードはフレームサイズ毎にホイールサイズが異なりますが、シティがついている方は700Cサイズで統一してフレーム設計されています。
シェファードよりも約10度前傾姿勢がアップライトになるので、上半身はリラックスして乗ることができます。
他社の700Cクロスバイクとほぼ同じぐらいの前傾姿勢です。
シェファードに比べてアップアップライトなので、腕と背筋は楽ですが、長時間だとお尻に負担がかかるので、おすすめの乗車時間は30分。
変速の段数が多く、急な坂道にも対応出来ます。
自宅から会社までの自転車通勤におすすめです。

パスチャー、グレイシアは近所のカフェまでの短距離におすすめ

パスチャーとグレイシアは近所を散歩することが得意なクロスバイクです。


・グレイシア

グレイシア 2019

 


この2つのモデルは10~20分程度のお買い物を想定しています。
ハンドルとの距離が近く、シティーサイクル感覚でリラックスして走れます。

 

30分以上走れるモデルは短距離に向かない?

シェファードやスタイルスなど、長距離向きモデルも短距離移動に使えます。
前傾が少し強いだけで、慣れれば買い物でも通勤でも長距離に向いたシェファードやスタイルスでこなせてしまいます。
そういう意味では、シェファードが一番カバーする範囲が広いオールラウンダーと言えます。

逆に、短距離用のパスチャーで1時間の走行はあまりお勧めしません。
長距離用と短距離用の一番の違いはライディングポジションなので、アップライト姿勢で長距離を走ろうとすると、お尻の痛みに悩まされます。
30分以上走ることがある人はシェファードなどの長距離用モデルがおすすめです。

 

用途別ライトウェイバイクの選び方

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