
荻島美香選手のレポート
昨年に引き続き2回目の挑戦で、昨年は30歳から39歳の部で惜しくも最後の最後で2位と涙をのんでからの出発だった。ここまで来るのに沢山の方々のサポートを得てスタートラインに立つことに大きな気負いがあった。それは今シーズンは体調を崩しがちで免疫が落ちた状態が続いたのと、若手オランダ選手の強さに阻まれて私にとって難しいレースばかりだったからだ。でも、今週に入り悪い走りの感覚が薄れ、いい感じを取り戻し始めていたので自分を信じた。

会場についてすぐさま受付に向かった。人でごった返していてなかなか私の番にならないことに試走を早くしたい気持ちでイライラするがゼッケンナンバーを受け取ってすぐコースに入った。
砂のライン取りが難しくて引き返すこと数回。しかし時間が足らないので2周目はレースを想定して70%の力で引き返すことなく通しで走り切った。昨年よりも細かく砂区間が点在し、テクニックを更に必要とするようにしてあった。
車へ戻るとスタート時間まで25分と迫っていて、いつもならローラー台に乗るのだがまだゼッケンもワンピースに着けておらず時間が押していた。
車の中で汗の湯気を立てながら着替えを終えて車から出て、ワンピースのチャックを上げようとしたら上がらない。主人のシャークに頼むも一向に上がらない。よく見ると糸がほつれていて完全に壊れてしまっていた。仕方がないので3つの安全ピンで前を閉じてそれで臨むことにした。